北京五輪まで残り2ヵ月を切った。本番でのメダル獲得を目指すボート男子軽量級ダブルスカルの武田大作(ダイキ)・浦和重(NTT東日本)組。現在、ヨーロッパ遠征中の武田・浦組は、北京五輪前にワールドカップに2戦出場を予定。五輪イヤー初戦となった1戦目ドイツ大会(5月8〜11日、ミュンヘン)では、風と波の影響に思うようなレース運びができず、準々決勝第2組5着で決勝進出を逃した。武田・浦組はファイナルCレースでも4着(16位相当)に終わった。(写真:北京五輪でのメダル獲得を目指す武田選手)
 北京五輪本番を前に厳しい結果となり、「悔しい気持ちでいっぱい」と振り返った武田選手。「風や波など、どんな環境でも安定して艇を進めていけるよう取り組んでいる。ポーランド大会では初心に戻りダイナミックに挑みたい」と気持ちを切り替えていた。
武田・浦組は、ギリシャ合宿を経て20日からポーランドで行われるワールドカップ第3戦に挑む。

武田選手のコメント
「ドイツ・ミュンヘンのW杯は自分の中でも最悪の結果で、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。敗因としてはまず風と波の影響があります。レーンによっても差があり、運悪く悪いレーンが多かったことも敗因の一つです。しかし、どんな環境でも自分たちのボートを進めなくてはいけませんから、安定して1本で長く艇を進めていく安定した技術がなかったことが一番の敗因です。本当にオリンピック本番でなかったことが良かったと思います。その後ギリシャでの合宿では、どんな環境でも安定して艇を進めていけるよう、オールの入水のタイミングを見直し、長いストロークを目指して取り組んでいます。現在もその取り組みの途中段階ですので、ポーランドでの大会ではどのくらい対応しているか不安もあり楽しみでもあります。一度負けてしまったので、初心に戻りダイナミックに挑みたいと思います」

 ビーチ・佐伯、大阪大会で今季最高タイの13位!
 ビーチバレーの佐伯美香(ダイキ)・楠原千秋(湘南ベルマーレ)組は、5月20〜25日に行われたワールドツアー大阪大会で今季最高タイの13位となった。続くスペイン大会(5月26〜31日・バルセロナ)、ポーランド大会(6月2〜7日・Stare Jablonki)、ドイツ・グランドスラム大会(6月9〜14日・ベルリン)の3大会ではいずれも17位。目標のひとケタ順位には及ばないものの、現時点で五輪予選ポイントランキング21位に位置しており(※)、代表入りはほぼ確実となっている。

※北京五輪に出場するためには7月20日までのワールドツアーで得られる予選ポイントランキングで、上位24位以内に入ることが必要となる。


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