28日、第83回選抜高校野球大会の出場32校が決定した。昨秋に行なわれた秋季大会に基づき、各地区から29校が選出。中国地区では創志学園(岡山)が創部1年目で史上最短での出場を決めた。また、21世紀枠には候補9校から大館鳳鳴(秋田)、佐渡(新潟)、城南(徳島)の3校が選出された。いずれも春夏通じて初出場となる。佐渡は離島のハンデを克服し、昨秋の県大会で準優勝。北信越大会に初出場を果たした。大館鳳鳴と城南はともに県内屈指の進学校。大館鳳鳴は昨秋の県大会で準優勝。ボランティア活動にも積極的に参加している。旧制徳島中が前身の城南は、創部113年と県内では最古の歴史をもつ。文武両道を重んじ、昨秋の県大会で初優勝。四国大会に出場したことが評価された。
 初出場は、21世紀枠の3校に加え、水城(茨城)、前橋育英(群馬)、静清(静岡)、加古川北(兵庫)、創志学園、総合技術(広島)、香川西、波佐見(長崎)と、昨年より5校多い11校となった。最多出場は4年連続となった天理(奈良)の21度目。一方、九州国際大付(福岡)は29年ぶり、国学院久我山(東京)は26年ぶりに甲子園に姿を現す。
 3月15日に組み合わせ抽選会が行なわれ、23日に開幕する。

 出場32校は次の通り。

<北海道>
北海 16年ぶり12度目

<東北>
東北(宮城) 3年ぶり19度目
光星学院(青森) 2年ぶり5度目

<関東>
浦和学院(埼玉) 6年ぶり7度目
東海大相模(神奈川) 2年連続9度目
横浜 (神奈川) 3年ぶり13度目
水城(茨城) 初出場
前橋育英(群馬) 初出場

<東京>
日大三 2年連続18度目
国学院久我山 26年ぶり3度目

<東海>
大垣日大(岐阜) 2年連続3度目
静清(静岡) 初出場

<北信越>
金沢(石川) 7年ぶり9度目
日本文理(新潟) 2年連続4度目

<近畿>
天理(奈良) 4年連続21度目
履正社(大阪) 3年ぶり3度目
智弁和歌山(和歌山) 2年連続10度目
報徳学園(兵庫) 2年ぶり18度目
京都成章(京都) 13年ぶり2度目
加古川北(兵庫) 初出場

<中国>
関西(岡山) 2年連続11度目
創志学園(岡山) 初出場
総合技術(広島) 初出場

<四国>
明徳義塾(高知) 3年ぶり14度目
香川西(香川) 初出場

<九州>
鹿児島実(鹿児島) 15年ぶり8度目
九州国際大付(福岡) 29年ぶり2度目
九州学院(熊本) 9年ぶり4度目
波佐見(長崎) 初出場

<21世紀枠>
大館鳳鳴(秋田) 初出場
佐渡(新潟) 初出場
城南(徳島) 初出場