17日(日本時間18日)、卓球は男子団体の決勝、日本対中国が行われた。日本は1ゲームをとるなど健闘を見せたが、1-3で中国に敗れた。日本は2位になり、日本男子団体として初のメダルを獲得した。

 

 金か銀か。決勝に進み悲願のメダルを確定していた日本は、王者の中国を相手に善戦した。第1試合は丹羽孝希(明治大)が、男子シングルス金メダリストの馬龍と対戦。丹羽がストレート負けの後、水谷隼(becom.LAB)が登場した。

 

 中国はここまですべてストレート勝ちで決勝まで勝ち上がってきた。水谷と許昕の戦いは2つずつゲームを取り合う一進一退の攻防となった。第5ゲームでは8-10とリードを許した水谷だったが、そこから4連続ポイントで逆転勝利。王者・中国に土をつけた。

 

 この勢いを受けて吉村真晴(名古屋ダイハツ)、丹羽組のダブルスでは、第1ゲームを11-4で先取した。しかし地力に勝る中国は、そこから3ゲームを連取して逆転。ゲームカウント1-2と後がなくなった日本だったが、第4試合の吉村が馬龍にストレート負けを喫した。

 

 これで中国は3連覇を達成。惜しくも敗れたものの日本のエース水谷は、「もっと強くなって4年後は勝ちます」と、東京での金メダルを宣言した。今度は東京の空に突き刺さらんばかりのガッツポーズを期待したい。