161913zensoku2 グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイト「Zensoku.jp」にて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回は元競泳選手の寺川綾さんと、喘息の専門医で横浜市立大学大学院医学研究科呼吸器病学主任教授の金子猛先生との対談を実施。その全編を公開しました!

 

 

当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。

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発症で始めた水泳

 

二宮: 寺川さんが喘息を発症したのはいつですか。

 

寺川: 3歳ぐらいですね。

 

金子: 小児喘息は3歳頃までに発症することが多いです。

 

二宮: 私も3歳です。水泳を始めたのは症状を改善するためだったとか。

 

160913zensoku寺川: そうですね。最初は特に冬場など練習をしていると苦しくなってプールから上がって休憩することが多かったです。徐々にトレーニングに慣れてきて体力がついてくると、大きな発作はなくなりました。

 

二宮: 競泳選手の中には喘息発症をきっかけに水泳を始めた人が少なくないですよね。

 

寺川: すごく多いです。自覚症状はなかったけど、代表レベルになって検査をしたら、喘息だと判明した選手もいます。全体の半分くらいは喘息患者なのではないでしょうか。

 

金子: 半分とは驚きです。水泳は小児喘息の患者さんには適した運動と言われています。特に冬期は、屋外の運動では気道が乾燥し冷されるので、運動誘発性喘息を起こしやすくなりますが、屋内の温水プールは、室温や湿度が高く、運動誘発性喘息を起こしにくい環境と言えます。適切な治療を受けながら、水泳に取り組むことで、体力の増進、呼吸筋力の発達に役立ち、発作を起こしにくい体を作ります。そして、発作の恐怖から解放され自信にもつながります。

 

>>全文は「Zensoku.jp」のサイトへ!

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 今後も喘息を乗り越え、第一線で活躍中のアスリートが登場予定です。どうぞお楽しみに。


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