前WBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅(協栄)が23日、大阪市中央体育館でインドネシアライトフライ級王者のイルファン・オガーと、フライ級ノンタイトル10回戦を行い、8ラウンド2分23秒、TKO勝利をあげた。亀田は2つ目の世界王座獲得を目指しており、今回は本来のフライ級に戻しての2戦目。
 今回の相手は、19歳の若さながら東洋太平洋ライトフライ級2位、インドネシアライトフライ級王者というインドネシアの新鋭イルファン・オガー。亀田は序盤から積極的な攻撃で主導権を握り、6Rには左右の連打でオガーから1度目のダウンを奪うと、8Rにも左フックでダウンを奪い、その直後にラッシュを仕掛けたところでレフェリーが試合をストップした。
 亀田は「KOで勝つ」という戦前の宣言通りの快勝で、地元凱旋試合を飾り、2つ目の世界タイトルとなる世界フライ級王座獲得に向け弾みをつけた。

フライ級 10R
○亀田興毅(協栄) ※WBA世界フライ級1位 WBC同級3位、前WBA世界ライトフライ級チャンピオン
8R2分23秒TKO(レフェリーストップ)
×イルファン・オガー(インドネシア) ※東洋太平洋ライトフライ級2位/インドネシア・ライトフライ級チャンピオン