リオパラリンピック競泳は17日(日本時間18日)に、男子200メートル個人メドレー(知的障害SM14)の決勝が行われた。中島啓智(中山学園高)が3位に入り銅メダルを獲得した。 優勝はマルク・エバース(オランダ)、2位はトーマス・ハマー(イギリス)。エバースの2分10秒29は大会新記録。津川拓也(ANAウィングフェローズ)は5位入賞。

 

 予選2位通過の中島は5レーン、5位通過の津川は2レーンからのスタートとなった。前半からレースはハイペースになったが、最初のターンを中島4位、津川5位で折り返す。背泳ぎで両者が3位争いに加わり、そのまま平泳ぎでも上位を争った。

 最後のターンを終えて得意の自由形で中島が抜け出した。トップ、2位と差は開いていたが最後まで全力で泳ぎ3位でフィニッシュ。初のメダルを獲得した。

 

「入賞できればいいと思っていたのでメダル獲得はすごくうれしいです。最後の自由形は4位と3位では大きく違うから、抜かれないように夢中で泳いでました」と、レース後に中島は語った。現在、17歳の中島は2020年の東京パラリンピックではエースとして期待されている。