リオパラリンピックは17日に、陸上・男子走り幅跳び(切断などT42)の決勝が行われた。優勝はハインリッヒ・ポポフ(ドイツ)、2位に山本篤(スズキ浜松AC)、3位はダニエル・ワグナー(デンマーク)だった。

 

 走り幅跳び決勝は、ポポフ、山本、ワグナー、そしてドイツのレオン・シェーファー、6メートル以上の記録を持つこの4人の争いとなった。

 1回目でポポフが6m70をマークしてトップに立った。山本は2回連続でファウルとなったが迎えた4回目の跳躍。助走前に観客をあおり自身の集中力をマックスまで高めて6m62、自己ベストタイを記録。これで山本は2位へと浮上した。

 

 最後、6回目の跳躍で山本は逆転金メダルを狙ったが、6m57と記録更新はならなかった。

 

 表彰式の後、銀メダルをかけてインタビューに答えた山本は、「メダルは取れると思っていたし、金メダルを取るためにやってきたので悔しさはあります。でもメダルがなかったロンドンからは進化したんじゃないかと思ってます。4年後の東京は自分がどういう状況か分からないけど、金メダルへの思いはより強くなっています」と、2020年東京に向けて決意を新たにしていた。