7日、第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンド、日本対キューバが東京ドームで行われ、日本が11対6で勝利した。

 

◇WBC2017 1次ラウンドB組
 松田、4安打4打点!(日本1勝、東京ドーム)
キューバ 6 = 001|000|320
日本   11 = 100|150|22X

勝利投手 石川(1勝0敗)
敗戦投手 イエラ(0勝1敗)
本塁打  (日)松田1号3ラン、筒香1号2ラン
     (キ)デスパイネ1号ソロ

 

 2大会ぶり3回目の世界一を目指す日本は石川歩(千葉ロッテ)が先発、キューバはノエビス・エンテンザがマウンドに上がった。


 初回、キューバは先頭のロエル・サントスがショート前に転がる内野安打で出塁した。続くアレクサンドル・アヤラの打球はサードの松田宣浩(福岡ソフトバンク)がエラー。いきなりノーアウト一、二塁とピンチに見舞われたが、3番フレデリク・セペダの一、二塁間の打球を菊池涼介(広島)が好捕してダブルプレーに切ってとった。

 

 ピンチをしのいだ日本は、1回裏、2死から青木宣親(アストロズ)がレフトフェンス直撃の二塁打で出塁し、4番・筒香嘉智(横浜DeNA)がライト前にタイムリーを放ち先制点を奪う。3回表に犠牲フライで同点にされたものの、日本はその後、4回に山田哲人(東京ヤクルト)の二塁打で1点を追加して勝ち越した。

 

 5回裏、日本はキューバの二番手ヨエニス・イエラを一気に攻めた。1死後、中田翔(北海道日本ハム)がフォアボールで出塁し、無警戒だったバッテリーの隙を突いて二盗を決める。坂本勇人(巨人)が三塁線を破るツーベースで中田がホームイン。キューバはここでホセ・ガルシアをマウンドに送るが、鈴木誠也(広島)に四球を与えてしまう。

 1死一、二塁、打席に入ったのはここまで2安打の松田。ガルシアの外寄りのカーブをフルスイングした松田の打球はレフトスタンド中段まで飛んだ。その後も日本は菊池の投手強襲安打などで得点し、この回5点をあげた。

 

 キューバは7回に福岡ソフトバンクのアルフレド・デスパイネのソロホームランなどで3点、8回にも2点を奪って追い上げたが一歩、及ばなかった。

 

 日本投手陣は先発・石川は58球を投げて4回2安打1失点。2番手・則本昴大(東北楽天)は2回2/3、44球で3失点。7回2死からは岡田俊哉(中日)、8回は平野佳寿(オリックス)と秋吉亮(東京ヤクルト)、最終回は牧田和久(埼玉西武)と小刻みな継投で辛くも逃げ切っている。
 日本の第2戦は対オーストラリア、明日8日19時プレーボールだ。