7日、FIFAフットサルW杯(タイ)に出場している日本代表(世界ランク10位)が、グループリーグ(GL)第3戦でリビア代表(同26位)を4−2で下して今大会初勝利をあげた。同時刻に行われたグループCのもう一試合では、ブラジル代表(同2位)が3−1でポルトガル代表(同5位)を下して首位通過を決めた。GLは24チームが6組に分かれ、各組2位以上と3位の成績上位4チームが決勝トーナメントに進出できる。日本は勝ち点を4に伸ばしてポルトガルと並んだが、得失点差で下回ってC組3位でGLを終えた。しかし、同日に行われた他組の結果により、日本の3位の上位4チーム入りが確定。4度目のW杯で初の決勝T進出となった。

 稲葉、2ゴールで勝利貢献(フアマークインドアスタジアム)
日本代表 4−2 リビア代表
【得点】
[日] 稲葉洸太郎(17分、26分)、星翔太(25分)、小曽戸允哉(32分)
[リ] ラホマ(18分、38分)
 勝たなければ決勝トーナメント進出の可能性が絶望的になる日本は序盤から攻勢を仕掛ける。しかし、パスミスが多く、シュートの精度も欠いてゴールが遠い。前半18分にFP稲葉洸太郎が先制点を決めたものの、直後にFKから失点。波に乗れないまま試合を折り返した。

 だが、後半はゴールラッシュを見せた。5分にFP星翔太、直後に稲葉がこの試合2点目を決めて勢いに乗ると、12分にはFP小曽戸允哉のゴールでリードを広げた。18分、PKから1点を返されたが大崩れはせず、GK川原永光を中心にリードを守り切った。