第4回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンドは、10日、東京ドームで日本対中国が行われた。すでに2次ラウンド進出を決めていた日本が7-1で勝ち、3戦全勝で1次ラウンドを終えた。

 

◇WBC2017 1次ラウンドB組
 初登板の松井、3者連続奪三振!(日本3勝、東京ドーム)

中国 1 = 001|000|000
日本 7 = 122|000|20X

勝利投手 武田(1勝0敗)

敗戦投手 ガン・チュエン(0勝1敗)
本塁打  (日)小林1号2ラン、中田2号2ラン

 

 1次ラウンド最後の試合、日本はキューバ戦、オーストラリア戦からスターティングメンバーを変更して臨んだ。

 田中広輔(広島)を1番ショート、平田良介(中日)を7番ライトで起用。両者とも今大会初スタメンだ。DH山田哲人(東京ヤクルト)が3番、6番の鈴木誠也(広島)はライトからセンターに回った。

 

 日本の先発は武田翔太(福岡ソフトバンク)。初回、先頭バッターのチュ・フジャにヒットを許したが後続を断ち無難な立ち上がり。3回には2死からフォアボールとヒットで得点を許すシーンもあったが3回1失点47球でマウンドを降りた。

 

 今大会初登板となった2番手・藤浪晋太郎(阪神)は2イニング、3番手の増井浩俊(北海道日本ハム)は1イニングを無失点。7回は松井裕樹(東北楽天)がマウンドに上がり3者連続奪三振と快投を見せた。8回は平野佳寿(オリックス)、最終回は秋吉亮(東京ヤクルト)が3人ずつで締め括った。

 

 攻撃陣は初回、田中がヒットで出塁して盗塁と悪送球で三塁へ。山田の犠牲フライで先制。新たに試した打順が存分に機能した。2回は小林誠司(巨人)が2ラン、3回は中田翔(北海道日本ハム)もレフトスタンドに2ランを叩き込むアーチ攻勢。3回まで毎回得点で中国を圧倒した。

 

 試合後、1次ラウンド東京プールのMVPが発表され、3割6分4厘、2本塁打、5打点の筒香嘉智(横浜DeNA)が受賞した。

 

 12日から始まる2次ラウンドE組(東京ドーム)は日本(B組1位)、キューバ(B組2位)、イスラエル(A組1位)、オランダ(A組2位)の4チーム総当たり。日本は12日、オランダと対戦する(プレーボール19時)。