第4回WBCは14日、2次ラウンドの日本対キューバが行われた。日本が8対5で勝ち2勝目。決勝トーナメント進出に向けて大きく前進した。

 

◇WBC2017 2次ラウンドE組
 内川、勝ち越し犠飛!(日本2勝、東京ドーム)
キューバ  5 = 020|201|000
日  本  8 = 101|021|03X

勝利投手 秋吉(1勝0敗)
敗戦投手 ラエラ(0勝1敗)
セーブ  牧田(1勝2S)
本塁打 (キ)グラシアル1号2ラン
    (日)山田1号ソロ、2号2ラン

 

 2次ラウンド初戦、オランダと延長11回の死闘を制した日本は先発に菅野智之(巨人)を立てて必勝の構え。イスラエルに敗れて後のないキューバはブラディミール・バノスがマウンドに上がった。

 

 先制したのは日本。3試合ぶりに1番に入ったDH山田哲人(東京ヤクルト)が先頭打者ホームランをレフトスタンドに叩き込んだ。2回表、キューバがすかさず反撃に出る。先頭の4番アルフレド・デスパイネがヒットで出塁し、続くユリスベス・グラシアルが菅野の3球目を強振。レフトスタンド最前列に飛び込む逆転ホームランとなった。

 

 日本は3回裏に筒香嘉智(横浜DeNA)のタイムリーで追いつくが、その直後の4回表に再び先頭のデスパイネにヒットを浴び、2死満塁からタイムリーを打たれて4-2と逆転を許す。菅野はこの回でマウンドを降りた。

 

 5回裏、日本が同点に追いつくもキューバは細かな継投で勝ち越しを許さなかった。互いに得点を重ねて5-5の同点のままゲームは終盤へと進んだ。

 

 8回裏、1死から松田宣浩(福岡ソフトバンク)がエラーで出塁。秋山翔吾(埼玉西武)がレフト前に運び、松田が一気に3塁まで進んだ。1死一、三塁のチャンスで小林の代打、内川聖一(福岡ソフトバンク)がライトへ犠牲フライを放った。1点を勝ち越した日本は、続く山田が今日2本目となるツーランをレフトスタンドへ叩き込んでダメ押し。最終回は牧田和久(埼玉西武)が3人で締め括った。