第4回WBCは23日(日本時間)、決勝戦が行われた。対戦カードはアメリカ対プエルトリコ、試合はアメリカが8-0で勝利し、4回目にして初の世界一に輝いた。プエルトリコは2大会連続の準優勝となった。

 

◇WBC2017 決勝
 4投手継投で3安打ゼロ封 (ドジャースタジアム)
アメリカ   8 = 002|020|310
プエルトリコ 0 = 000|000|000

勝利投手 ストローマン(1勝1敗)
敗戦投手 ルーゴ(2勝1敗)
本塁打 (ア)キンズラー1号2ラン

 

 今回、初めて決勝に駒を進めたアメリカは、序盤から投打でプエルトリコを圧倒した。
 3回、イアン・キンズラーが2ランを放って先制。5回はクリスチャン・イエリチ、アンドリュー・マカチェンのタイムリーで2点を追加してリードを4点に広げた。その間、先発のマーカス・ストローマンはプエルトリコにヒットを許さず、6回まで無安打に抑える力投を見せた。


 7回、アメリカは日本戦の9番から7番に移ったブランドン・クロフォードがタイムリーを放ち、さらにジャンカルロ・スタントンも続いて3点を追加。8回には2死から1点を加えて試合を決めた。

 

 ストローマンは7回で降板したが、以降をサム・ダイソン、パット・ニシェク、デイビッド・ロバートソンとつなぎプエルトリコを計3安打で抑えた。
 アメリカは第1回2次リーグ敗退、第2回ベスト4、第3回2次ラウンド敗退から、今回悲願のWBC初制覇となった。


 なお試合後に第4回WBCのベストナインが発表され、千賀滉大(福岡ソフトバンク)が日本から唯一選出された。NPB所属の外国人選手では東京ヤクルトのウラディミール・バレンティンが選ばれている。

 

◆第4回WBCベストナイン
◎投手
千賀滉大(日本・福岡ソフトバンク)
マーカス・ストローマン(アメリカ)
ジョシュ・ザイド(イスラエル)
◎捕手
ヤディアー・モリーナ(プエルトリコ)
◎一塁
エリック・ホズマー(アメリカ)
◎二塁
ハビアー・バエス(プエルトリコ)
◎三塁手
カルロス・コレア(プエルトリコ)
◎遊撃手
フランシスコ・リンドア(プエルトリコ)
◎外野手
ウラディミール・バレンティン(オランダ・東京ヤクルト)
グレゴリー・ポランコ(ドミニカ共和国)
クリスチャン・イエリチ(アメリカ)
◎指名打者
カルロス・ベルトラン(プエルトリコ)