第3回WBCは16日、2次ラウンド2組でプエルトリコ代表が米国代表を4−3で破り、初の準決勝進出を決めた。プエルトリコは初回、マイク・アービレイスのタイムリーで先制。6回には相手投手の乱調につけこみ、押し出し四球とアンディ・ゴンザレスの2点打で4−0とリードを広げる。米国は7回に1点を返し、8回にもライアン・ブラウンの二塁打などで1点差に詰め寄ったが及ばなかった。プエルトリコは17日にラウンド1位をかけてドミニカ共和国と対戦する。この試合で敗れたチームが18日の準決勝で日本代表と戦う。
◇2組
 N・フィゲロア、6回2安打無失点の好投(マーリンズ・パーク)
プエルトリコ代表   4 = 100003000
米国代表        3 = 000000120
(プ)○N・フィゲロア−ソト−デラトーレ−セデーニョ−カブレラ−Sロメロ
(米)●ボーゲルソン−ペスタノ−アフェルト−ベル−キンブレル

<日本、カブスとの練習試合にサヨナラ負け>

 18日の準決勝に向け、米アリゾナ州で調整していた日本代表は、シカゴ・カブスと練習試合を行い、5−7でサヨナラ負けを喫した。日本は先発の内海哲也が立ち上がりに3点を失ったものの、2回に中田翔が“代表初アーチ”となる2ランで反撃を開始。3回には阿部慎之助が右中間を破るタイムリー二塁打と坂本勇人のホームランで3点を奪って逆転に成功する。だが終盤、カブスに1点ずつを返されて同点に追いつかれ、最終回は今村猛が2試合連続で被弾し、準決勝前最後の実戦を白星で飾れなかった。

 中田、連日の猛打賞(メサ)
日本代表         5 = 023000000
シカゴ・カブス      7 = 300000112×
(日)内海−涌井−大隣−●今村
(カ)ウッド−ウェード−ドリス−コールマン−○ルイス
本塁打 (日)中田2ラン、坂本2ラン
      (カ)バエスソロ、2ラン