1706gsk グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイト「Zensoku.jp」にて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回は阪神タイガースの久保田智之スカウト(インタビュー実施時は打撃投手)と、喘息の専門医で京都大学大学院医学研究科准教授の小賀徹先生との対談を実施。その全編を公開しました!

 

当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。

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 季節の変わり目に注意!?

 

二宮清純: 久保田さんはいつ頃から喘息を発症されたんですか?

 

久保田智之: たぶん、幼稚園生くらいだったと思います。ゼーゼーヒーヒーという感じでした。

 

小賀徹: 小児喘息によくある症状ですね。

 

二宮: 当時はどういった治療を行っていましたか?

 

久保田: 飲み薬を服用していました。あとは、昔の大きな吸入器も使っていましたね。

 

小賀: ネブライザーですね。蒸気のものでしょうか?

 

久保田: そうです。あれを少しやっていました。

 

二宮: ネブライザーにはどういう効果が?

 

小賀: 実際に薬を入れているか入れていないかにもよりますが、加湿をするということと、痰を出しやすくするんです。

 

二宮: そうですか。久保田さんが野球を始めたのは何歳頃からですか?

 

久保田: 9歳ぐらいですね。試合の前日の夜に発作が起きて、翌日の試合に出場できなかったこともありました。いつ発作が起こるかわからないので試合前に発作が出た時は大変でした。

 

二宮: 喘息の原因として考えられることは?

 

久保田: 僕が調べた時は、ブタクサや猫アレルギーとかが要因でした。あとは季節の変わり目は喘息の症状が出やすかったです。寒くなる時だけじゃなく、冬から暖かくなった時とか、気温が一気に変わった時とかは出やすかったですね。

 

小賀: 季節の変わり目に症状が出るのは、非常に典型的ですね。

 

二宮: プロ入り後、喘息はほぼ完治していましたか?

 

久保田: いや、時々出ていました。特に季節の変わり目はやはり症状が出ていましたね。

 

二宮: プロの場合には、休めないじゃないですか。久保田さんの場合はリリーフだから、登板しなくてもほぼ毎試合に帯同するわけですよね。しかも2007年には90試合も投げています。この時は症状が全く出なかったんですか?

 

久保田: その時はほとんど出ていなかったですね。

 

二宮: リリーフをずっとやられていて、日々の体調管理というのも気を遣われていたと思います。特に意識していたことはありますか?

 

久保田: なるべく風邪はひかないようには気を付けていましたね。風邪から発作が起きるということもあったので。練習後もすぐに着替えますね。汗をかいて、そのままだと体が冷えますからね。

 

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