世界陸上競技選手権大会(8月、イギリス・ロンドン)日本代表選考会を兼ねた「第101回日本陸上競技選手権大会」最終日が25日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。男子200m決勝はサニブラウン・アブデル・ハキーム(東京陸協)が20秒32で初優勝。世界選手権の参加標準記録を突破しての優勝で、100mに続く2種目目の代表入りを決めた。女子200m決勝は市川華菜(ミズノ)が23秒63で制した。100mに続き、200mでも福島千里(札幌陸協)の連覇を阻んだ。サニブラウンと市川は短距離2冠で今大会を締めくくった。

 

 女子5000mでは鍋島莉奈(日本郵政グループ)が15分19秒87で初優勝。リオデジャネイロ五輪代表の鈴木亜由子(日本郵政グループ)に競り勝ち、初の世界選手権代表に内定した。その他、男子走り高跳びの衛藤昂(AGF)、男子三段跳びの山本凌雅(順天堂大)、男子110mハードルの高山峻野(ゼンリン)が日本選手権を制し、世界選手権代表に決まった。

 

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FORZA SHIKOKU 2017年5月掲載

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