日常の食事・メンタル面を含めたスポーツ・ニュートリションの実践、勝てる選手・勝てるチームをサポートするきめ細やかな栄養指導など、多くのアスリートやスポーツに関わる人々を栄養の面からサポートし、大きな成果へとつなげている『ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ』。その活動を二宮清純が定期的に取材し、レポートをSAVASサイト内で掲載しています。
 今回は今季でメジャーリーグ5年目を迎える上原浩治投手(レッドソックス)に長く第一線で活躍するための食生活についてインタビューしました。

(写真:上原投手を担当するザバス管理栄養士の大前さん(中央)と)
 当サイトではインタビューの一部を特別にご紹介します。

<アメリカはフルーツがおいしい>

二宮: アメリカの食事は日本と比べれば肉中心で、脂っこい印象があります。食事面でとまどいはありませんでしたか。
上原: 確かにお肉は多いですが、困るほどではありません。お肉も基本的に脂の部分は取り除いて食べますから、脂っこくならないように自分で工夫しています。

二宮: でも、チキンの皮とか、脂肪分が多いところが実は一番おいしかったりする(笑)。
上原: 確かにそうなんですけど(笑)、その点は我慢するしかない。日本に帰って鍋で鶏を入れても、脂肪分が鍋の中に出てくるので、食べるのは身の部分だけです。

二宮: 他に食事で気をつけている点は?
上原: 野菜とフルーツは摂るようにしています。アメリカはフルーツが甘くておいしいので、日本にいた時とは比べものにならないくらい食べるようになりました。練習前も試合前もクラブハウスに用意されている果物をつまんで食べています。
(写真:プロ入り後に86キロまで増やして以降は、14年間、ほぼ同じ体重をキープしている)

大前: フルーツはビタミンや炭水化物(糖質)が多く含まれています。特にビタミンCが豊富なものが多く、ウイルスやストレスから体を守ったり、骨や靭帯の材料となるコラーゲンをつくる時に必要になるので、ケガの回復にも役立つ重要な栄養素です。
上原: クラブハウスにはいろいろな種類のフルーツが置いてあります。それをヨーグルトと一緒に食べますね。

二宮:ヨーグルトも乳製品ですから体にいいですね。
大前: 乳製品は骨の材料となるカルシウムがたくさん含まれています。またカルシウムは細胞や筋肉の働きを助ける役割も果たしているので、不足すると骨折はもちろん、運動中に足がつりやすくなったり、痙攣をおこしやすくなります。

※記事の全文は、SAVASサイトへ。


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