10日、来年2月の平昌五輪出場を懸けた女子カーリング日本代表決定戦の最終日が北海道・アドヴィックス常呂カーリングホールで開催された。3戦先勝方式で行われ、LS北見が2勝1敗で迎えた第4戦。LS北見が中部電力を8-5で破り、通算3勝1敗として五輪出場権を獲得した。

 

 LS北見は第1エンドに3点を先制し、第4エンドにも2点を追加し試合の主導権を握る。一方、今年の全日本選手権を制した中部電力も黙ってはいない。第2エンドに1点を返し、第5エンドにも2点を取るなど追いすがった。

 

 しかし中盤以降、LS北見が地力を見せつける。第7エンドに2点をスチールし、この段階で8-3。試合の大勢を決した。

 

 2010年8月に結成したLS北見は五輪初出場。今回はリザーブに回った本橋麻里は2大会ぶり3度目、サードの吉田知那美はソチ五輪に続き2度目の五輪代表入りとなった。チームの中心であるスキップの藤沢五月、セカンドの鈴木夕湖、吉田知の妹であるリードの吉田夕梨花にとっては初の五輪代表となる。