昨年、開設したスポーツポータルサイト「Sportsプレミア」では新たなスポーツ記事を連日、配信中です。このサイトではJBpress(日本ビジネスプレス)、講談社、スポーツコミュニケーションズの共同運営により、3社がそれぞれ配信している独自の記事を合わせて読むことが可能になっています。このたびゼンショー協力のオリジナル対談コーナー『虎四ミーティング』が更新されました。バレーボールの元全日本女子代表の大山加奈さんに続くゲストは、長野五輪で金メダルと銅メダルを手にし、ソルトレイクシティ五輪では銀メダルを獲得した元スピードスケート選手の清水宏保さん。二宮清純とすき家の新商品『塩だれ野菜牛皿定食』を食べながら、現役時代の話やソチ五輪の展望などを語ってもらっています。
(撮影:金澤智康)
 当サイトでは特別に対談の一部を紹介します。

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二宮: 現役時代の清水さんは、小さい体というマイナス面を補うように鋼のような肉体を誇っていました。食生活は常に栄養士さんが管理されていたのでしょうか。
清水: そこまではしていないですね。ある程度、自分でできる範囲でやっていました。海外遠征が多いので、どうしても現地の食事で対応するしかない。自分で栄養の知識を入れておけば、ホテルのビュッフェスタイルの食事でも、何を選べばいいかわかってきますから。

二宮: 牛丼を食べることもあったのでしょうか。
清水: 東京に住んでいた時、自宅の近くにすき家さんがあったんですよ。朝定食とか、牛丼が食べたくなるとそのお店に行っていましたね。

二宮: 他のお客さんは、お店の中に清水さんがいたらびっくりするのでは?
清水: いやぁ、みんな黙々と食べていますよ。ハハハ。

二宮: ちなみに全盛期の体脂肪率はどのくらい?
清水: 僕は9〜11パーセントくらいでしたね。冬季スポーツなので、あまり脂肪を減らし過ぎても、寒さに耐えられない。かえって体調を崩して風邪を引きやすくなってしまうんですよね。

二宮: なるほど。動物でも冬眠する場合は脂肪を蓄えますもんね。一方で夏季競技だと6、7パーセントという選手もいます。
清水: 僕の場合は体脂肪を減らしすぎると、キレはあるように感じても、あまり調子は良くなかったですね。僕は、喘息を患っているので、どうしても健常者に比べてウイルスももらいやすい。普通の人がブロックできる風邪のウイルスが、喘息患者は実はブロックできないという部分があるんです。そういった自己防衛の意味合いもあって、体脂肪率が下がり過ぎないように保っていました。カッツカツの身体よりも、少し“ゆとり”を持った状態を意識していました。

二宮: 喘息というハンディキャップをコントロールする上でも、体調管理は重要だったわけですね。
清水: 疾患を持っていたことによって、どういう状態が自分に一番向いていて、そのためにどんなメンテナンスをすればよいかを探していました。基本的にアスリートは体脂肪が少なければいいと思われがちなんですが、単に絞ればいいというわけではないんです。

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 この『虎四ミーティング』のコーナーは月2回更新です。清水宏保さんとの対談後編は27日(金)にアップします。どうぞお楽しみに。