グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイト「Zensoku.jp」にて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回は北京五輪の陸上男子400メートルリレー銅メダリストの塚原直貴選手、喘息の専門医で同愛記念病院アレルギー呼吸器科部長の黨(とう)康夫先生との対談を実施。その後編を公開しました!

 当サイトでは対談の一部を特別にご紹介します。
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 正しい認識と適切な治療

二宮: 前回、北京五輪の前から症状をコントロールできるようになったことが400メートルリレーでのメダルにつながったとの話でした。では最近は症状が悪化することは滅多にないと?
塚原: そうですね。季節の変わり目などに冷たい空気を吸い込んで、少し気管がヒューヒュー鳴る時はありますが、咳が止まらない状態に陥ることはなくなりました。

二宮: 念のため、「喘息コントロールテスト」で確認しましょう。
塚原: 「喘息のせいで思うように仕事がはかどらなかったことは?」……全くないですね。全部の項目が「全くない」にあてはまります。

二宮: 素晴らしい。満点です。
塚原: やはりシーズン中に症状が出てしまうと、トレーニングや試合にも支障が出る。オフ以上に気をつけてコントロールができていると思います。

二宮: 現在はどのような治療を?
塚原: 気道の炎症を抑える吸入ステロイド薬と気管支拡張薬を配合した吸入薬を定期的に服用しています。症状が悪化した時に使う気管支拡張薬も持ち歩いていますが、保険のようなもので、ほとんど使用する機会はありません。

: 継続して服用することで症状が出ないようにコントロールできているようですね。ぜひ、この調子を持続してもらえればと思います。病気に対する認識もしっかりしていますし、これからも適切な治療をしていけば、競技でベストパフォーマンスが出せるはずです。
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 次回はプロテニスプレーヤーの添田豪選手が2回にわたり、登場します。前編は2月5日に更新予定です。どうぞお楽しみに!
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