日常の食事・メンタル面を含めたスポーツ・ニュートリションの実践、勝てる選手・勝てるチームをサポートするきめ細やかな栄養指導など、多くのアスリートやスポーツに関わる人々を栄養の面からサポートし、大きな成果へとつなげている『ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ』。その活動を二宮清純が定期的に取材し、レポートをSAVASサイト内で掲載しています。
 今回は昨季、ボストン・レッドソックスのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した上原浩治投手にインタビュー。明治が主催した上原投手の野球教室の模様とともにお届けします。

(写真:上原投手を担当するザバス管理栄養士の大前さんと、大活躍の要因を本人に直撃!)
 当サイトではインタビューの一部を特別にご紹介します。
 
<引退するまで進化>

二宮: 2013年は素晴らしいという一言では片付けられないほどの好成績でした。おかげさまで寝不足になりましたよ(笑)。
上原: アハハハ。それでも、皆さんの期待に応えられて良かったです。

二宮: レギュラーシーズンはもちろん、ポストシーズンもすべて勝利の瞬間をマウンドで迎え、“胴上げ投手”になりました。もちろん日本人では初めての快挙です。
上原: 何事も初めてや一番というのはうれしいですね。

二宮: 上原さんのピッチングを見ているとテンポがいい。相手バッターは考える間もなく、いいボールを放られるから厄介でしょうね。
上原: 僕自身はテンポを意識したことはないんです。大学時代からずっと、あのリズムで投げていましたから。もし、バッターが打席を外してタイミングをずらそうとしても気にはならないですね。僕も間をとって仕切り直しすれば自分のリズムに戻せます。

二宮: コントロールも抜群です。ほとんど低めにボールが集まっています。同じコースにストレートとフォークボールが来るからバッターはどうしても手が出てしまうのではないでしょうか。
上原: ストレートに関して言えば高めに浮いていることもありますよ。ただ、打たれてもファールになったことが多かった。それで救われた部分もあったように思います。

二宮: フォークボールは単に真っすぐ落とすだけでなく、左右にそれぞれ曲がりながら落としたり、微妙に変化をつけていますね。
上原: はい。中指と人差し指の力の入れ具合で曲げています。左バッターの外へ落とすボールに関しては、ほぼ狙ったところに投げられますね。右バッターの外へ落とすボールはまだまだ練習中です。
(写真:教室では大前さんと食事の大切さを子どもたちに伝える時間も設けられた)

二宮: そのボールをマスターすれば、もっとピッチングがレベルアップすると? 
上原: いい成績は残せましたけど、自分の中では課題だらけだと感じています。完成形に到達したとはまったく思いません。引退するまで伸びしろがあると信じて取り組むつもりです。

※インタビュー、記事の全文は、SAVASサイトへ。


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