メジャーリーグは29日、各地でレギュラーシーズンの最終戦を迎え、最後までもつれたアメリカンリーグ中地区の優勝争いは、中地区首位だったデトロイト・タイガースが勝利し、1ゲーム差でカンザスシティ・ロイヤルズとのデッドヒートを制して4連覇を達成した。またア・リーグのワイルドカード争いも、西地区2位のオークランド・アスレチックスが勝って、同3位のシアトル・マリナーズを1ゲーム差で振り切った。プレーオフは1日よりワイルドカードで進出した2チームの対戦からスタートする。
 レギュラーシーズンを終えて、各地区の優勝はア・リーグが東地区ボルチモア・オリオールズ(17年ぶり9回目)、中地区デトロイト・タイガース(4年連続7回目)、西地区ロサンゼルス・エンゼルス(5年ぶり9回目)。ナショナルリーグが東地区ワシントン・ナショナルズ(2年ぶり3回目)、中地区セントルイス・カージナルス(2年連続12回目)、西地区ロサンゼルス・ドジャース(2年連続13回目)。2位以下で各リーグ勝率上位2チームに与えられるワイルドカードはア・リーグはロイヤルズとアスレチックスに決定。ナ・リーグはピッツバーグ・パイレーツ(中地区2位)とサンフランシスコ・ジャイアンツ(西地区2位)が入った。

 プレーオフに出場する日本人選手は、ロイヤルズの青木宣親ただひとり。ミルウォーキー・ブルワーズが移籍した今季は、主にトップバッターとして打線を牽引。132試合に出場し、打率.285、1本塁打、43打点、17盗塁の成績を残した。9月は打率.379と当たっており、チームにとって実に29年ぶりとなるプレーオフでもヒットを量産したいところだ。