ビーチバレーの佐伯美香選手、ボート武田大作選手、さらに全国トップレベルの女子実業団チームとして活躍するダイキ弓道部の情報をお届けしている「DAIKI倶楽部」。
 北京五輪を見据える佐伯美香選手、ボート武田大作選手の2007年シーズンの活躍、戦績を振り返るとともに、ダイキ弓道部の2007年の戦績をまとめた。
(写真:9月に行われたビーチバレーのJBVツアー第4戦、佐伯・楠原ペアが優勝)
<ビーチバレー・佐伯美香選手>ワールドツアー・ポーランド大会、ノルウェー大会で9位! 
 北京五輪での表彰台を目指すビーチバレーのママさんプレーヤー佐伯美香選手。アテネ五輪代表の楠原千秋選手(湘南ベルマーレ)とペアを組み、北京出場権をかけワールドツアーを転戦している。2007年シーズンは、6月のワールドツアー・ポーランド大会、ノルウェー大会で9位に食い込むなど健闘の成績を収めている。中盤以降は楠原選手の怪我等で欠場する大会もあったが、男女各24組に与えられる五輪ランキングで、現在佐伯・楠原組は日本勢最高の20位と北京五輪への出場圏内に位置している。

「シーズンを振り返ると「山あり谷あり」で、まさに激動の1年でありましたが、多くのことを学び、収穫し、実りある1年だったと思います。前半、非常に良いスタートを切ることができ、中盤から本戦からの出場になり当初の目標を達成できたことは私たちにとって大きな自信となりました。中盤で楠原の肘の怪我等があり、後半尻すぼみなってしまいましたが、色々自分たちを見つめ直す、良いきっかけにもなりましたし、チームの絆も怪我を期に、深めることができたような気がします。
 来年7月20日までの予選期間までに、12〜3大会が予定されています。只今20位というランキング。1つでもランキングを上げていき、本番の北京では、良い状態で臨めるよう、頑張っていきたいと思います」(佐伯美香/「DAIKI倶楽部」11月20日更新号より抜粋)

※2007年戦績
●ワールドツアー
・中国大会(5月2〜6日・上海) 13位
・シンガポール大会(5月23〜27・セントーサ) 13位
・韓国大会(5月30〜6月3日・ソウル) 17位
・ポーランド大会(6月6〜10・ワルシャワ) 9位
・ポルトガル大会(6月12〜16日・エスピーニョ) 17位
・フランス大会(6月19〜23日・パリ) 17位
・ノルウェー大会(6月26〜30日・スタバンガー) 9位
・ドイツ大会(7月10〜14・ベルリン) 25位
・スイス大会(7月24〜28日・グスタッド) 37位
・オーストリア大会(8月1〜4日・クラゲンフルト) 25位
・ロシア大会(8月28〜9月1日・サンクトペテルブルク) 13位
・ブラジル大会(9月25〜29日・フォルタレザ) 25位

●国内
・ジャパンツアー愛知大会(4月27〜29日・新舞子マリンパーク) 2位
・ジャパンツアー宮崎大会(5月18〜20・都城市) 優勝
・マーメイドカップ(8月23〜25日・神奈川県鵠沼海岸) 優勝
・ジャパンツアー東京大会(9月14〜16日・お台場ビーチ) 優勝
・ジャパンツアー福岡大会(10月6〜8日・シーサイドももち海浜公園) 優勝

<ボート・武田大作選手> ドイツ世界選手権で6位、北京五輪出場権獲得!
 シドニー、アテネと五輪2大会連続の決勝進出を果たし、北京五輪で悲願のメダル獲得を目指すボートの武田選手。6月7〜10日、戸田ボートコースで行われた全日本選手権男子シングルスカル決勝で、武田は自己の持つ同種目の史上最多優勝記録を更新する2年連続9度目の優勝を飾った。
 また9月2日、ドイツ・ミュンヘンで行われた2007年ボート世界選手権の男子軽量級ダブルスカルで、武田・浦和重(NTT東日本東京)組は6位に入り、11位までに与えられる北京五輪出場権を獲得した。

「(世界選手権を振り返って)五輪出場権獲得は最低限のノルマだと思っていたので、まずはホッとしました。ただ、6位という結果はやっぱり納得できない。力としてはメダルが獲れる位置に来ていながら、獲れなかった。技術的にもまだまだですけど、決勝にピーキングを合わせられなかったという反省点があります。
 スタミナ、持久力は確実についてきていると思いますが、金メダルのチームとはまだ差があるな、と。最大の目標は来年の北京五輪ですので、より上を目指していきたいですね。浦君、須田君(※強化選手)と3人で切磋琢磨しながら、(日本チームとしての)層をもっと厚くしていきたいですね」(武田大作/「DAIKI倶楽部)10月20日更新号より抜粋)

※2007年戦績
■4月
・2007年シーズンの開幕戦「パオラアロージャ記念ピエデルコレガッタ」が4月21〜22日、イタリア・ピエデルコで行われ、男子軽量級シングルスカルで、武田が2レースに出場、ともに優勝を果たした。

■6月
・6月1〜3日、オーストリアで行われたワールドカップ第1戦の男子軽量級ダブルスカルで、武田・浦組は6分29秒93のタイムで、4位に入賞した。
・ワールドカップからわずか1週間後の6月7〜10日、埼玉県・戸田ボートコースで開催された全日本選手権大会で武田が男子シングルスカルに出場、自己の持つ最多優勝記録となる2年連続9度目の優勝を飾った。

■9月
・8月26〜9月2日、ドイツ・ミュンヘンで行われた世界選手権の男子軽量級ダブルスカルで武田・浦組は決勝進出を決め、11位までに与えられる北京五輪の日本の出場権を獲得した。決勝ではメダルには届かなかったが、6位に入賞し、前年の7位を上回った。

■10月
・10月5〜8日に行われた「秋田わか杉国体」ボート成年男子ダブルスカルで、武田・篠原潤一選手(今治造船)組が優勝を果たした。

<ダイキ弓道部> 全日本実業団大会、4年連続9度目の優勝!
 2007年、年間の大きなチーム目標として、全日本勤労者大会、国体、全日本実業団大会の3つを掲げていたダイキ弓道部。
 6月の全日本勤労者大会には石田、宮本、岩崎の3選手が出場、04年以来3年ぶりとなる3位入賞を果たした。
 10月の「秋田わか杉国体」成年女子遠的で愛媛県代表として石田、宮本、山内の3選手が出場、近的では決勝トーナメント進出を逃したが、遠的で5位入賞を果たした。
 同じく10月下旬に行われた全日本実業団大会でダイキチーム(石田、宮本、山内、入舩、岩崎)は近的の女子団体で4年連続9度目の優勝、個人で宮本選手が6位に入賞し。また、産業別対抗(近的)でも優勝を飾った。

※2007年戦績
■1月
・1月14日、全日本弓道連盟中央道場(明治神宮内)で「第7回全国弓道遠的大会」が行われ、一般女子の部にダイキ弓道部から石田、宮本、岩崎、山内の4選手が出場。入社1年目の山内が決勝に進出したが、2射目を外し、惜しくも入賞はならなかった。
(写真:1月14日、「第7回全国弓道遠的大会」にて。左から宮本選手、山内選手、石田選手、岩崎選手)

■3月
・3月25日、都城弓まつり全国弓道大会が宮崎県都城市で開かれ、女子個人の部で、岩崎が2度目の優勝を飾った。山内が3位に入った。

■5月
・5月1日、住吉大社遠的大会が大阪市の住吉大社特設場で行われ、女子団体でダイキの宮本、山内、岩崎選手の愛媛Aチームが、4年ぶりの優勝を果たし、石田、入舩が入った愛媛Bチームが3位に入った。女子個人では宮本が初優勝、石田が5位と健闘した。

■6月
・6月9〜10日、大分県佐伯市の市総合運動公園弓道場で全日本勤労者弓道選手権大会が行われ、愛媛県代表として、ダイキ(石田、宮本、岩崎)が04年以来3年ぶりの3位に入賞を果たした。

■10月
・10月5日から開催された「秋田わか杉国体」で、成年女子愛媛県代表として出場した石田、宮本、山内のダイキ3選手が遠的で5位入賞。近的では決勝トーナメント進出ならなかった。
・10月20、21日に三重県の伊勢神宮・神宮会館弓道場で行われた全日本実業団大会で、ダイキチーム(石田、宮本、山内、入舩、岩崎)は近的の女子団体で4年連続9度目の優勝、個人で宮本選手が6位入賞を果たした。産業別対抗(近的)でも優勝を飾った。

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