ページのトップへ

金子達仁「春夏シュート」

スペインであっても「2部」ではもう物足りない

 驚いた。色んな意味で。柴崎の移籍について、である。 まず驚いたのは、最終的に落ち着いたのが2部のテネリフェだったということ。まさか、わたしが新婚旅行で行った島を選ぶとは……なんてことでは全然なく、2
続きを読む
金子達仁「春夏シュート」

日本サッカーを変えてきた“新参者”の勢い

 既視感がある。子供のころに1回。20代のころに1回。この感覚は、わけもわからず、ただドキドキしていたあのころとよく似ている。 デットマール・クラマーさんの提言によって創設されたかつての日本サッカーリ
続きを読む
金子達仁「春夏シュート」

日本のライバルになり得る東南アジア

 W杯の本大会出場枠が増える。アジアの枠も増える。ということは、今までよりも本大会出場は簡単になる――と考えたに違いない。80年代から90年代の中東勢は。 20世紀終盤、アジアのサッカーのリーダーは間
続きを読む
金子達仁「春夏シュート」

“ドーハ”の痛みはいつか川崎Fの歓喜に変わる

 いい決勝戦だった。もちろん、天皇杯のことである。 鹿島のしたたかさ、勝負強さは感嘆に値する。12月のチームを牽引した金崎の姿はベンチにすらなく、クラブW杯で世界的注目を集めることになった柴崎も、好調
続きを読む
金子達仁「春夏シュート」

Jが渇望していた鹿島への無邪気な期待

 長野県諏訪市に住むわたしのいとこは、熱狂的な松本山雅のファンである。社会人になるまで、それほどサッカーに関心がなかったはずなのに、なぜアウェーゲームを追いかけるまでにハマってしまったのか。「やっぱり
続きを読む
金子達仁「春夏シュート」

鹿島の死闘は日本サッカーを変える

 ナシオナル・モンテビデオ対ノッティンガム・フォレスト。ビクトリーノ対フランシス。ロドリゲス対シルトン。世界最高峰のストライカー対決と、同じく最高峰の守護神対決。第1回のトヨタカップは、高校生だったわ
続きを読む
金子達仁「春夏シュート」

サッカー界にも作ってほしい「年間最高試合」  

 チュニジアのとあるカフェで水タバコをふかしていた時のこと。何の拍子か、お店のお客さんたちと「史上最高の試合は何か」という話になった。「やっぱり82年のイタリア対ブラジルだろう」「いや、82年だったら
続きを読む
金子達仁「春夏シュート」

そろそろ誕生? 中国サッカーの日本人先駆者

 ご多分に漏れず、きっかけは「あまちゃん」だった。あれから3年がたつが、毎朝8時になるとNHKにチャンネルを合わせる習慣はいまも続いている。「ファースト・ペンギン」という印象的な言葉と出会ったのは、昨
続きを読む