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田崎健太「国境なきフットボール」

第81回 屈辱的敗戦がセレソンに突きつけたこと

『ザ・キングファーザー』(カンゼン)という三浦知良選手の父親、納谷宣雄氏を描いた本で書いたように、ぼくは1997年6月から1年ほどブラジルで生活したことがある。 それ以降も年に1度程度は地球の裏側のあ
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田崎健太「国境なきフットボール」

第80回 トニーニョ、日本サッカーの礎を築いた男を訪ねて

 先月の半ばから3週間、ブラジルのサンパウロに滞在していた。 ワールドカップを控えてスポーツ用品店の店頭には、黄色に緑色を縁取ったブラジル代表のユニフォームが飾られていた。そうした店ではかなりの確率で
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田崎健太「国境なきフットボール」

第79回 世界のサッカーの闇を知る男 〜伝説の代理人Vol.4〜

 エリアス・ザクーと待ち合わせをしたホテルの駐車場には「FIFA」(国際サッカー連盟)のマークが描かれたヒュンダイのミニバンが停められていた。このホテルから歩いて5分ほどの海岸で、ビーチサッカーのワー
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田崎健太「国境なきフットボール」

第78回 エリアス・ザクーとの邂逅 〜伝説の代理人Vol.3〜

 ブラジルサッカー界の闇をもっとも知る男――エリアス・ザクーと親しく付き合った人間の1人が、三浦知良の父・納谷宣雄だ。納谷は日本で最初のサッカー代理人の1人として数多くのブラジル人選手を日本のクラブに
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田崎健太「国境なきフットボール」

第77回 世界サッカー政治の鍵を握るザクー 〜伝説の代理人Vol.2〜

 質の高い情報を集めることはぼくたちの仕事にとって必須である。 国際サッカー連盟(FIFA)の会長だったジョアン・アベランジェに取材する前、ぼくは英文、そしてポルトガル語の資料を集めた。しかし、まだま
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田崎健太「国境なきフットボール」

第76回 きっかけはアベランジェ 〜伝説の代理人vol.1〜

 取材とは、題材との格闘である。 強靱な肉体を持ち、尽きることのない力を持つ相手と対峙することは快感である。こちらも負けじと持てる全ての力を出して対抗する――。 時に、格上の相手とぶつかることもある。
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田崎健太「国境なきフットボール」

第75回 里内猛が描く日本の未来図Vol.14 〜ジーコ、オシム、関塚を支えたフィジコ〜

 ロンドン五輪で男子日本代表は、準決勝でメキシコ代表、そして3位決定戦で韓国代表に敗れて4位で終わった。 大会前、里内たちが立てていた6試合を戦うという目標は達成した。サッカー協会の川淵三郎最高顧問か
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田崎健太「国境なきフットボール」

第74回 里内猛が描く日本の未来図Vol.13 〜ジーコ、オシム、関塚を支えたフィジコ〜

 ロンドン五輪に向けて、里内たちスタッフは合宿を行っている。コーチの武藤覚がグループリーグで対戦するスペイン、ホンジュラス、モロッコの分析ビデオを仕上げていた。合宿ではそのビデオを見ながら、基本戦術、
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田崎健太「国境なきフットボール」

里内猛が描く日本の未来図Vol.12 〜ジーコ、オシム、関塚を支えたフィジコ〜

 2012年2月5日、U-23日本代表はアウェーでシリアと対戦した。勝てばロンドン五輪出場権を獲得できるという試合だった。 ところが日本は1対2と敗れてしまう。シリアと日本は3勝1敗の勝ち点9で並び、
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田崎健太「国境なきフットボール」

第72回 里内猛が描く日本の未来図Vol.11 〜ジーコ、オシム、関塚を支えたフィジコ〜

「タフで、力強くて、海外でも臆さない、うまいだけでなくそういう点も考慮して選手を発掘して行こう」 これがロンドン五輪代表選考における里内たちの合い言葉となった。タフで、力強い選手――そうでなければ世界
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