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甲子園の光と影<中編>

 大野のみならず、甲子園は毎年のように犠牲者を生み出している。第68回大会では、優勝した天理のエース、本橋雅央(早大−オリンパス光学工業)が右ヒジの負傷をおして力投を演じ、その痛々しいまでのマウンド姿
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第598回 地域密着に反するJ3選抜チーム構想

 Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎(現日本サッカー協会最高顧問)が、「Jリーグのクラブは各県2つ。いずれ日本に100のJクラブがほしい」とブチ上げたのは、忘れもしない鹿島アントラーズのクラブハウスと練
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第597回 NPBコミッショナーを公選制に

 重要なのは誰を選ぶか、ではない。どう選ぶか、だ。ここをきちんと議論しない限り、永遠に球界のリーダー問題は解決しないだろう。 統一球の仕様変更問題で統治能力の無さを露呈した加藤良三コミッショナーに対し
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甲子園の光と影<前編>

 今年の夏の甲子園は8月5日に開幕するが、長年、炎天下での連戦による選手の酷使が問題視されている。今春のセンバツでは準優勝した済美(愛媛)の2年生エースの安楽智大投手が、決勝までの5試合合計で772球
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二宮清純「プロ野球の時間」

第537回 打って守れて主張できるリーダー 日本プロ野球選手会・嶋基宏会長(東北楽天)

 中身は痛烈だが的を射ている。これくらいの荒療治をやらなければ、プロ野球は変わらないのではないか。 NPBが統一球の仕様を無断で変更した問題で労組・日本プロ野球選手会はNPBと、この問題を調査する第三
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第595回 名工・三村仁司のミリ単位に懸ける覚悟

 競技用シューズづくりの腕と知見と経験において、厚生労働省が認定する「現代の名工」にも選ばれた三村仁司(ミムラボ主宰者)の右に出る者はいない。現役時代、あの瀬古利彦(現DeNAランニング・クラブ総監督
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二宮清純「スポーツのツボ」

第13回 勤め人の最強打者(西郷泰之)

 1927年(昭和2年)に始まった都市対抗野球は、プロ野球よりも古い歴史を誇る。 都市対抗野球の特徴は補強選手制度だ。出場チームは予選敗退チームから最大で3名までを加えることができる。これによって「地
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初の世界ミドル級王者を育てた男

 五輪金メダリストvs.東洋太平洋王者――。ロンドン五輪でボクシングのミドル級を制した村田諒太のプロデビュー戦の相手が、柴田明雄に決まった。柴田は東洋太平洋同級王者であり、日本スーパーウェルター級の現
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