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二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」 - Page 25

第106回 残り10秒で勝負師失格のハンス・オフトの教訓<後編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 日本代表監督に就任したオフトが、真っ先に衝突したのがラモスだった。 当時のラモスは選手たちのボス的存在であり、誰からも一目置かれていた。もっといえば不動の10番ラモスを抜きにして、チーム構成など描け
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第105回 残り10秒で勝負師失格のハンス・オフトの教訓<前編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 アトランタ五輪でのブラジル撃破、悲願のワールドカップ(フランス大会)初出場、そしてワールドユース選手権準優勝と、目覚しい進歩をとげる日本サッカー。その礎を築いたのは誰か、と問われれば、私は迷うことな
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第104回 自然体の歓喜、求道者の苦悶(後編)

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

「頭が真っ白になりました」 金メダルの感想を、鈴木桂治はこう述べた。「長い4年間だったか?」と問うと、「今考えると短かったですね」と答えた。 忘れられないのは4年前のシドニーでのワンシーンだ。鈴木桂治
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第103回 自然体の歓喜、求道者の苦悶(中編)

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

「自然体でやりますよ」 アテネに出発する前、鈴木桂治は私にこう言った。相手を過度に意識しない。秘策に頼らない。そのことを自らに言い聞かせて決戦の地に向かった。 24歳がこうした境地に至ったのには理由が
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第102回 自然体の歓喜、求道者の苦悶(前編)

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 金メダルを無造作にズボンのポケットに突っ込んだままベッドに横たわった。翌朝、目が覚めて不安になった。「昨日のことは夢だったんじゃないか……」 慌ててズボンのポケットをまさぐった。ひんやりとした手触り
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第101回 甦ったワールドリーグ戦<後編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 第3回ワールドリーグ戦には、カール・クラウザーやミスターXに混じって、もうひとり実力派のアイク・アーキンスも参加していた。当時を知る関係者によるとアーキンスは本物のギャングであり、気心の知れた日本人
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第100回 甦ったワールドリーグ戦<中編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 さて、リングスに目を移してみよう。<メガバトル>の参加外国人はクリス・ドールマン(オランダ)、ディック・フライ(同前)、ヘルマン・レンティング(同前)、ハンス・ナイマン(同前)、ウィリー・ピータース
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第99回 甦ったワールドリーグ戦<前編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 リングス初のトーナメント戦である<メガバトルトーナメント>はリングス・オランダのボスであるクリス・ドールマンが子分のディック・レオン・フライをレッグロックで破り初代の覇者となった。ドールマンをして“
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第98回 メジャーへの扉 〜マイナーリーガー 清野真志〜

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 野球のマイナーリーグを舞台にしたケビン・コスナー主演の映画がある。 題名も『マイナーリーグ』。 ハンバーガーをかじりながら街から街へとバスで移動し、球場に着いても観客はパラパラ。実力次第でメジャーリ
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