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Jに嵐を呼ぶ男 高木琢也

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 高木琢也といえば、現役時代 “アジアの大砲”と呼ばれた日本を代表する大型FWだった。しかし、指導者になってからは一変し、守備的なスタイルを掲げている。2006年の開幕直後、J2の横浜FCの監督に就任
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球際の職人 宮本慎也

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 今やプロ野球界屈指の守備の名手と言われる宮本慎也は、適応能力の高いプレーヤーだ。 レギュラーに定着したプロ3年目以降、ショートストップとして6度のゴールデングラブ賞を獲得した宮本は、2008年のシー
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ラスト40メートルからの魂の激走 為末大

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 東日本大震災を受け、真っ先に被災地への支援を呼びかけたアスリートがいる。エドモントン、ヘルシンキ世界陸上選手権男子400メートルハードル銅メダリストの為末大だ。 為末はこれまでにも、フィールド外にお
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剛腕、海を渡る 田澤純一

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

  田澤純一はNPB(日本プロ野球組織)の指名を回避して、メジャーリーガーとなった初の日本人プレーヤーだ。2008年、NPB入りを拒否した田澤は、ボストン・レッドソックスと3年契約を結んだ。その決断は
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不死鳥のごとく 山瀬功治

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 山瀬功治といえば日本代表経験もあり、鋭いドリブル突破を武器に相手守備陣を切り裂くアタッカーだ。しかし昨季、そんな山瀬に悲劇が訪れた。それは、チームからの突然の戦力外通告だった。失意の底に落ちた彼は、
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38歳、蘇る大砲 山武司

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 山武司(東北楽天)は、史上3人目となるセ・パ両リーグで本塁打王を獲得した日本を代表する長距離砲だ。中日、オリックス、楽天と3球団にわたって積み上げてきた通算本塁打数は実に391。42歳となった現在
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敵を読み、敵を討つ 水谷隼

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 水谷隼といえば日本卓球界のエースだ。1月に行なわれた全日本選手権で男子史上初の5連覇を達成した。日本で敵なしの強さを誇る水谷は、昨年の国際卓球連盟(ITTF)プロツアー・グランドファイナルで日本人初
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球際の仕事師 今野泰幸

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 今野泰幸はアルベルト・ザッケローニ監督の就任後、全試合にスタメン出場を果たし、怪我人続出の日本代表の最終ラインを支えている。センターバックに加え、サイドバック、ボランチと複数のポジションをこなせるユ
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松坂大輔「60億円落札」の勝者<後編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 サイ・ヤング――メジャーリーグ最高の投手に贈られる賞に名を刻む、前人未到の511勝投手こそ、実はレッドソックスの偉大なるOBなのだ。 サイ・ヤングがアメリカン・リーグの創設にともない、セントルイス・
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松坂大輔「60億円落札」の勝者<中編>

二宮清純「ノンフィクション・シアター・傑作選」

 話を松坂に戻そう。彼がメジャーリーグ移籍を球団に正式に訴えたのは04年オフの契約更改交渉の席。「早ければ早いほうがいい」という松坂に対し球団側は「基本的に出すつもりはない」と釘を刺したものの「周囲が
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