ページのトップへ

二宮清純「プロ野球の時間」

第395回 “叩き上げの男たち”によるチーム再建

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 千葉ロッテの勢いが止まらない。2年連続Bクラスに沈んでいたチームが夏場に入っても首位争いを演じている。 データをみれば、昨季からの違いは一目瞭然だ。チーム打率は2割5分6厘(リーグ最下位)から2割8
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第394回 「ケガの功名」で花開いた「天性の打撃」 中日・和田一浩外野手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 小刻みに纏を上げ下げするような独特のフォームながら、バットコントロールの巧みさは折り紙つきだ。 ベンちゃんこと和田一浩(中日)が5番から4番に昇格して、約1カ月がたつ。 7月1日現在、打率3割4分7
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第393回 盗塁の効果にいち早く疑問を呈した米アスレチックスの成功と失敗を学べ

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 セ・リーグにおいて広島の盗塁数38は巨人と並んでリーグトップながら順位は5位である。 パ・リーグに目を移すと盗塁数トップは福岡ソフトバンクの59で2位・西武を22も引き離しているが順位は3位である(
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第392回 完全燃焼から「新しい野球」を創り出す 元巨人、横浜・仁志敏久氏

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 米独立リーグ、アトランティック・リーグのランカスターでプレーしていた仁志敏久が右太もも痛悪化を理由に現役引退を決意した。「先々のことを考えれば、最後はアメリカで(野球を)やりたい」 渡米前、そう語っ
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第391回 なぜ一流選手はデビュー戦に強いのか

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 一流選手はデビュー戦に強い。今回はそのメカニズムについて分析してみたい。 エンゼルスの松井秀喜が赤いユニホームに身を包んだ初のゲームでタイムリーヒットとホームランを放った。「勝って良かったし、その中
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第390回 日本が誇る安打製造機が覆す球界の常識 東京ヤクルト・青木宣親外野手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 イチローがメジャーリーグに行った後、日本における“安打製造機”といえば、彼をおいて他にはいない。 東京ヤクルトの青木宣親である。セ・リーグ最多(当時)のシーズン202安打を記録し、大ブレイクした05
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第389回 プロの世界はガムシャラさも必要

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 真面目でなければ成功しない。しかし、真面目過ぎても成功しない。プロ野球は難しい世界である。 埼玉西武の大物ルーキー雄星は2軍で開幕を迎えた。宮崎・南郷キャンプで渡辺久信監督に雄星のことを聞くと、「1
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第388回 同郷の師弟が形作る「百万石打線」の礎 千葉ロッテ・大松尚逸外野手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 流すのではなく、反対方向にしっかりと打ちきる。これができれば本物である。 千葉ロッテの左打者・大松尚逸の今季の成長には目を見張るものがある。 もとより、その素質に疑いの目を向けるものはいなかった。 
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第387回 原辰徳の師匠

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 昨年春、日本代表監督として国・地域別対抗戦WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝、秋には巨人軍監督としてV3を達成した。それらが評価され、昨年12月にはIBAF(国際野球連盟)が制定する
続きを読む
二宮清純「プロ野球の時間」

第386回 「失敗」を糧にしてただ今再び「進化」中 福岡ソフトバンク・川宗則選手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 06年、3割1分2厘(6位)。07年、3割2分9厘(規定打席未満)。08年、3割2分1厘(3位)。 福岡ソフトバンクのムネリンこと川宗則が首位打者を獲るのは時間の問題だと思っていた。 しかし、昨季
続きを読む