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二宮清純「プロ野球の時間」

第365回 菊池雄星の師匠

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 横浜から戦力外通告を受けた工藤公康の埼玉西武入りが決まった。16年ぶりの古巣復帰である。 46歳という年齢を考えれば、西武が最後の球団であることは間違いあるまい。 西武で始まり、西武で終わる――。元
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二宮清純「プロ野球の時間」

第364回 準硬式から育成という「隠れたエリート」 巨人育成ドラフト5位・神田直輝投手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 今秋のプロ野球ドラフト会議では83人の選手が指名を受けた。最後に名前を呼ばれたのが、ジャイアンツ育成5位の神田直輝である。 彼が異色なのは国立大学の教育学部出身というだけではない。準硬式の野球部員な
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二宮清純「プロ野球の時間」

第363回 横浜・尾花新監督のミッション

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 ピッチングコーチ出身でチームを日本一に導いた監督といえば1990年代以降では98年の横浜・権藤博監督と埼玉西武・渡辺久信監督の2人しかいない。「野球は8割方、投手力で決まる」と言われながら、ピッチャ
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二宮清純「プロ野球の時間」

第362回 重傷を乗り越え荒海に漕ぎ出す「海賊魂」 パイレーツ・岩村明憲内野手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 レイズからパイレーツに移籍した岩村明憲の出身地は愛媛県宇和島市である。宇和島沖に藤原純友が根城にした日振島があり、海賊の島として知られている。岩村がパイレーツに入ったのも何かの縁か。 気になるのは、
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二宮清純「プロ野球の時間」

第361回 4年後のWBCエースを目指せ!

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

「20年にひとりの逸材」と言われる高校球界ナンバーワン左腕・菊池雄星(岩手。花巻東)の交渉権を獲得したのは埼玉西武だった。 それにしても西武はドラフトに強い。 24年前のドラフトの目玉は清原和博(PL
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二宮清純「プロ野球の時間」

第360回 野手転向で「ミスター赤ヘル」の継承者へ 中京大中京高・堂林翔太投手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 夏の甲子園の優勝投手で野手に転向して成功した例はたくさんある。西田真二(PL学園−法大−広島)、愛甲猛(横浜高−ロッテ−中日)、金村義明(報徳学園−近鉄−中日−西武)、畠山準(池田高−南海・ダイエー
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二宮清純「プロ野球の時間」

第359回 球界の常識を覆す左から右への転向

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 リーグ3連覇を達成した巨人の“新・若大将”といえば、入団3年目、21歳の坂本勇人だ。昨季、ショートのレギュラーとしてフル出場を果たすと、今季は5月からリードオフマンに定着、打率3割1分4厘、18本塁
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二宮清純「プロ野球の時間」

第358回 20年に一人の「日本の星」はどこへ行く? 花巻東高・菊池雄星投手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 国内か米国か――。この号が出ている頃には、もう結論が出ているかもしれないが、花巻東高(岩手)の155キロ左腕・菊池雄星の進路が注目された1週間だった。 国内12球団とメジャーリーグ8球団、計20球団
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第357回 青田買いを加速させる日米育成システム格差

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 今季、新日本石油ENEOSからメジャーリーグのボストン・レッドソックスに入団した田澤純一が大活躍している。 この8月にメジャー昇格を果たすと、松坂大輔らが抜けた先発陣の代役として、デビュー1カ月で2
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二宮清純「プロ野球の時間」

第356回 打って走れる「100キロ超級」の時代へ 亜細亜大学・中田亮二内野手

二宮清純「プロ野球の時間」(第1、3火曜更新)

 身長171センチ、体重115キロ。 このサイズを見て思い出すのは「ドカベン」こと香川伸行である。 名門・浪商(現大阪体育大学浪商)の主砲として甲子園で活躍し、南海にドラフト2位で入団したのが1980
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