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二宮清純「唯我独論」

二宮清純「唯我独論」

第870回 トメさんが唯一見せた偉大な兄への対抗心

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 この仕事を続けるには、何人か「メンター」が必要である。指導者、助言者だ。困ったら、この人に聞け。私にとってそのひとりが、2日に71歳で死去した金田留広さんだった。親しみを込めて、生前同様「トメさん」
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二宮清純「唯我独論」

第869回 注目浴びた「しまなみ海道」災い転じて福となすか

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 サイクリストの「聖地」がまさか、こんなかたちで注目を浴びることになってしまうとは……。生まれ故郷の愛媛県から「いよかん大使」を仰せつかっている身にすれば少々複雑な気持ちである。 大阪府警富田林署から
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二宮清純「唯我独論」

第868回 緒方広島VS.辻西武の“佐賀シリーズ”実現なるか

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 佐賀県民はさぞかし喜んでいるだろう。広島・緒方孝市監督、埼玉西武・辻発彦監督。佐賀県出身者がセ・パ両リーグを制した。 早速、佐賀新聞のウェブ版をのぞいてみた。<日本シリーズで佐賀対決が実現すれば県民
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二宮清純「唯我独論」

第867回 カープに必要な意思疎通「江夏の21球」から学べ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「変に内野ゴロ打たすなよ。そいつがエラーしたら一生、傷つくからな」。4月に上行結腸ガンのため他界した衣笠祥雄は盟友である江夏豊に向かい、念押しするように言った。 1979年11月4日、大阪球場。広島対
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二宮清純「唯我独論」

第866回 広島を赤く染める「鯉」は復興のシンボルだった

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 今日現在、広島カープのマジックナンバーは4。3連覇は時間の問題である。今年は地元での胴上げが濃厚だ。 広島の街を「カープ」の3文字を視界に入れることなく歩くのは、まず不可能である。ユニホームをはじめ
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二宮清純「唯我独論」

第865回 「もう1つのラグビーW杯」の使命

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「マーダーボール」を観たのは、古い手帳によると12年前のことだ。私は実物よりも先に映画でウィルチェアーラグビーの実態を知った。装甲車のようにカ
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二宮清純「唯我独論」

第864回 報復受ける前に……“侍ポーズ”封印は賢明

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 アンリトゥン・ルールというくらいだから、もちろん明文化されているわけではない。ここからここまではセーフで、ここからはアウトという基準もない。ガイドライン的なものはあるが、それも絶対ではない。要するに
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第863回  “同情”を経て神聖化された甲子園の土

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 甲子園の土の売買は是か非か? そんな論争が世間をにぎわしている。フリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品された「甲子園の土」に値が付き、それを巡っての甲論乙駁である。 ある社会学者の「そもそも甲子園
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第862回 “ヤギの呪い”とダブる「白河の関越え」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 越すに越されぬ白河の関である。「平成最後の怪物」の力を持ってしても、東北の地に大旗を持ち帰ることはできなかった。 秋田勢として103年ぶりの決勝進出を果たした金足農。怪腕・吉田輝星の奮闘に期待がかか
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第861回 スーパー“オジさん”的場 次こそダービーを

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 芥川賞作家・中上健次が羽田空港で外国人向けの貨物を運ぶ肉体労働をしていたのは、1968年の夏ごろである。羽田へ向うモノレールから見る風景が好きだった、と「風景の貌」という短編で述べている。<丁度、大
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