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二宮清純「唯我独論」

第1152回 バリアフリー謳うパラ競泳に多様性の欠如

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 パリパラリンピックの競泳で2大会連続の金メダルを目指す木村敬一は、ダビデ像のような壮麗な肉体美を誇る。1日5回の食事とハードな筋トレで、彫像のような肉体をつくり上げた。 腕はポパイと腕相撲をしても負
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二宮清純「唯我独論」

第1151回 一平氏掲載教科書見直し 違法賭博の恐ろしさ伝えて

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 タイミングがいいのか、悪いのか…。ドジャース大谷翔平の通訳・水原一平氏の違法スポーツ賭博問題が日本で報じられた翌日の3月22日、文部科学省は2025年度から中学で使用される教科書の検定結果を公表した
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二宮清純「唯我独論」

第1150回 韓国スポーツにも少子化の影響如実

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 これ以上の適任者はいない。ソウルでパドレスとドジャースが対戦するMLBの開幕戦。始球式のマウンドには、かつて両チームに在籍し、アジア出身投手としてはMLB最多となる通算124勝をあげたパク・チャンホ
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二宮清純「唯我独論」

第1149回 過去の宝にも光当てるドジャース大谷効果

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 大谷翔平には、未来を切り拓くだけではなく、過去の宝を発掘する力もあるようだ。旧知の古書店の店主と話していて、不意にそんな思いにとらわれた。 店主によると大谷がエンゼルスからドジャースに移籍したのを機
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二宮清純「唯我独論」

第1148回 “低反発バット”ゆえの工夫こそ高校野球の本道

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 今月18日に開幕するセンバツは、ロースコアのゲームが増えると見られている。高野連は2年前、打球による受傷事故防止を目的に“低反発バット”の導入を決めた。移行期間を経て今春から新基準の金属バットに統一
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二宮清純「唯我独論」

第1147回 奥行き計り知れない「ネクスト・モンスター」中谷潤人のボクシング

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ボクサーにとって、リーチ差はともかく、身長差は必ずしも競争優位性を保証しない。短駆のボクサーが貝のようにガードを固め、低い姿勢を保った場合、攻め口を見つけるのは難しい。 たとえば1970年代後半から
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二宮清純「唯我独論」

第1146回 麟太郎 名門スタンフォードで“文武二刀流”の挑戦

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ある大手出版社の編集者から、翻訳本の解説文を依頼されたのは2003年の秋のことだ。本のタイトルは『マネー・ボール』。主人公はビリー・ビーンというMLBアスレチックスのGMで、セイバーメトリクスと呼ば
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第1145回 新背番号「5」門脇 巨人「正遊撃手」表徴の道

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 巨人のV9は1965年から73年にかけてだ。内野のレギュラーは一塁・王貞治、二塁・土井正三、三塁・長嶋茂雄、ショート黒江透修。背番号は順に「1」「6」「3」「5」。この中で、最も後発のレギュラーは黒
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第1144回 ドーピングでワリエワ北京五輪失格……背後に誰が?

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 スポーツにおけるドーピングは試合の公正性を阻害するだけでなく、選手に重大な健康被害をもたらす。どちらも深刻だが、廃人に至るケースもある後者は取り返しがつかないだけに、より深刻だと言えよう。 さる1月
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第1143回 もはや天の差配「ジャイアント馬場」生んだ風呂場の事故

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 今日1月31日は、ジャイアント馬場(本名・馬場正平)の25回目の命日だ。享年61。本日、都内では故人を偲ぶトークショーが催される。 ケガによりプロ野球を追われた馬場が、力道山が興した日本プロレスに身
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