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二宮清純「唯我独論」

第1123回 世界最高峰へ「デスゾーン」突き進む桜の戦士たち

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 代表チームがスローガンに掲げた「ONE TEAM」が新語・流行語年間大賞に選ばれたのは、2019年の暮れことだ。この年に行われたラグビーW杯日本大会で、日本代表は史上初のベスト8進出を果たした。 3
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二宮清純「唯我独論」

第1122回 日本バスケ界の“体たらく”を変えた川淵三郎氏

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 日曜日の夜、たまたま情報番組を見ていたら、コメンテーターの木村太郎が「今回のヒーローは川淵三郎さんだと思う。10年前のバスケ界は分裂していて国際試合どころではなかった」と語っていた。バスケットボール
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二宮清純「唯我独論」

第1121回 受け継がれるトミー・ジョン手術生みの親の遺志

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 エンゼルス大谷翔平が右肘じん帯を損傷したことにより、再びトミー・ジョン手術(側副じん帯再建術)を受けるかどうかに注目が集まっている。 言うまでもなく同手術の生みの親は、フランク・ジョーブ博士だ。博士
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二宮清純「唯我独論」

第1120回 「止まっていた時計がやっと」高野進の言葉だから重みがある

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 1932年ロサンゼルス五輪(陸上男子200メートル、400メートルリレー、1600メートルリレー)に出場し、リレー2種目で5位入賞を果たした中島亥太郎は、30年から33年にかけて400メートルの日本
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二宮清純「唯我独論」

第1119回 忘れられぬ03年 桜の戦士勇気付けた“戦メリ”

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 米英でアカデミー賞作曲賞を受賞した坂本龍一が世を去ったのは今年3月28日のことである。すぐに不世出の音楽家を偲ぶ追悼番組が各局で組まれ、茶の間には代表曲である映画『戦場のメリークリスマス』(1983
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二宮清純「唯我独論」

第1118回 風化より救いある戦争報道の「風物詩化」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 原爆の悲惨な記憶を後世に伝え、慰霊の意を表し、恒久の平和を祈る「ピースナイター」は、被爆地の球団・広島カープにとって特別な試合である。「6日の巨人戦はテレビで見とりましたよ。もう足が悪うて、球場まで
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二宮清純「唯我独論」

第1117回 井上尚弥 称賛が追いつかない異次元の強さ

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「もう称賛の言葉は底をついた」。さる7月28日(日本時間)に行われたタイガース戦のダブルヘッダー、最初のゲームで完封したエンゼルスの大谷翔平は、45分後に始まった第2試合で2打席連続ホームランを記録し
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二宮清純「唯我独論」

第1116回 津田恒実がいない30度目の夏 盟友は今もともに

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 現役時代、守備の名手として鳴らし、引退後は複数の球団でコーチを歴任、オリックスの監督も務めた森脇浩司には、今も自室の机の引き出しに大事にしまっている写真がある。今月20日、30回目の命日を迎えた津田
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二宮清純「唯我独論」

第1115回 悩ましいAIとスポーツとの関係

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 生成AI(人工知能)に関するニュースを目にしない日はない。もはや賛成か反対かという段階はとうに過ぎ、権利侵害を引き起こさないよう、どうルールを整備していくか、規制の網をかけていくかに論点は移りつつあ
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二宮清純「唯我独論」

第1114回 大谷に触発された「おれだってやらまいか」に期待

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 経済誌が「日本の名経営者」なる特集を組み、アンケートを取ると松下幸之助や稲盛和夫と並んで必ず上位にランクインするのがホンダ創業者の本田宗一郎である。 そのエネルギッシュな仕事ぶり、自らを「町工場のオ
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