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第638回 日系人差別と戦った野球選手ジミー堀尾

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 巨人の前身である「大日本東京野球倶楽部」が1934年に誕生したことを受け、NPBは今季を「プロ野球80周年」と位置付けている。 大日本東京野球倶楽部のメンバーのひとりで、阪急軍や大阪タイガース・阪神
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第637回 秀才助っ人と重なる好調広島エルド

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 インテリと呼ばれた外国人選手はたくさんいるが、引退後、医師になったのは私が知る限りでは、広島、南海で活躍したゲイル・ホプキンスただひとりである。 広島の初優勝は1975年。球団創設26年目での悲願達
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第636回 共生社会が障害者選手の技術向上を促す

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 これは聞いてみなければわからなかった。同じタッチ板でもセイコー社製とオメガ社製とでは形状に大きな違いがあるのだという。 これだけでは何のことかわかるまい。実はこれ、プールの壁面に設置されているタッチ
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第635回 ボール騒動、どれくらいの反発係数ならより楽しめるのか

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 プロ野球がセとパに分立したのは1950年である。この年、驚くべき記録が誕生する。松竹の小鶴誠がプロ野球史上初めてホームランを50本台に乗せたのだ。小鶴は51本塁打、161打点で2冠王となった。ちなみ
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第634回 日本人ボクサーvs.メキシカンの転換点

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 歴史には必ず転換点がある。元WBC・WBA世界ストロー級王者で、日本プロボクシング協会会長の大橋秀行は言う。「川島郭志がブエノに勝ったのが大きかったんじゃないですか。メキシカンが相手でも“行けるぞ!
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第633回 とび蹴り男が導いたカープ初優勝

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 珍しくカープの前評判がいい。開幕前の順位予想で多くの評論家が2位、3位にあげていた。昨季、16年ぶりにAクラス入りを果たしたことで、チームは上げ潮ムードにある。中日との開幕3連戦も2勝1敗と勝ち越し
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第632回 中日、開幕・憲伸に「団結」促すオレ流演出

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 驚いたことに中日・谷繁元信選手兼任監督の口から飛び出した開幕投手の名前は昨年オフ、一度は戦力外通告を受けた「川上憲伸」だった。 既視感がある。10年前、中日の監督に就任したばかりの落合博満(現GM)
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第631回 スポーツにおける政治活動、その表現方法の是非

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 1968年のメキシコ五輪。陸上競技男子200メートルで金メダルを獲得した米国の黒人選手トミー・スミスは表彰台に上がるや、ややうつむき加減の姿勢で黒い手袋をつけた右手を高々と宙に突き上げた。銅メダリス
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第630回 肉体芸術の極みだった「人間風車」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

「人間風車」も不死身ではなかった。英国出身の名レスラー、ビル・ロビンソンがさる3日(現地時間)、米アーカンソー州の自宅で死去した。75歳だった。 ロビンソンが来日するまで、外国人レスラーと言えばヒール
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第629回 “戦闘服”まとっても「巨人軍は常に紳士たれ」

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 パドレスの本拠地サンディエゴは海軍がベースを置く基地の街である。博物館には空母ミッドウェイが公開されている。 軍事都市ならではのイベントと言っていいだろう。パドレスは毎年4月、海軍や海兵隊員への敬意
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