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第607回 人生を賭けてアリのアゴを砕いたノートン

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 モハメド ・アリのアゴを砕いた男――。元ボクシングWBC世界ヘビー級王者ケン・ノートンがさる9月 18日、療養先の施設で死去した。まだ70歳だった。 ノートンが生死をさまようほどの大事故にあったのは
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第606回 感動スピーチを裏付ける佐藤真海の挑戦心

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 20年東京オリンピック・パラリンピック招致を決めたブエノスアイレスでの最終プレゼンテーションで、自身の体験をベースにした感動的なスピーチで大役を果たしたパラリンピック・走り幅跳びの佐藤真海が踏み切り
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第605回 “勝率5割以下でもCS”に違和感

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 1997年といえば、4月に消費税が3%から5%に引き上げられている。9月にはロックバンドの「X JAPAN」が解散を表明し、11月にはサッカー日本代表がマレーシア・ジョホールバルの地で悲願のW杯出場
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第604回 生涯スポーツのゴルフから贅沢税廃止を

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 東京五輪・パラリンピックが開催される2020年、この国はどんな姿になっているのだろう。 高齢化がさらに進んでいることは間違いない。前回、東京で五輪が開催された64年、全人口の1割未満だった高齢者(6
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第603回 米国発祥“良心のゲーム”に学ぶスポーツの原点

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 アルティメットという競技を、ご存知か? 格闘技ではない。フライングディスクを用いる米国生まれの団体競技である。 コートは100×37メートルだから、アメリカンフットボールより一回り小さめのサイズ。敵
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第602回 東京五輪・パラリンピック、ボランティアはロンドン流で

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 アテネ、北京、ロンドンと3大会連続でパラリンピック射撃に出場した田口亜希は、得意の語学をいかすため大手船会社に入社した経歴からもわかるように、国際派かつ行動派のパラリンピアンである。今年3月、IOC
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第601回 東北躍進、高校野球の地域格差は完全解消

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 高校野球の勢力図が塗り替わる瞬間を見る思いがした。8月19日、準々決勝第1試合で岩手の花巻東が徳島の鳴門に5対4で逆転勝ちすると、続く第2試合、日大山形が高知の明徳義塾に4対3で競り勝った。花巻東は
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第600回 戦火に消えた徳島商の甲子園優勝

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 選手ではなく「選士」と呼ばれた。「打者は投手の投球を避けてはならない」と主催者側から厳命された。なぜなら「突撃精神に反する」からである。原則として選手交代も認められなかった。例外は選手がケガをした場
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第599回 “具志堅用高2世”が生きた不遇の時代

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 ボクシングの元IBF世界バンタム級王者・新垣諭は「消されたチャンピオン」と呼ばれている。消された、と書くと何やら物騒だが、彼は実在する。ただ、日本ボクシングの表の歴史から未だに抹殺されたままなのだ。
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第598回 地域密着に反するJ3選抜チーム構想

二宮清純「唯我独論」(水曜日更新)

 Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎(現日本サッカー協会最高顧問)が、「Jリーグのクラブは各県2つ。いずれ日本に100のJクラブがほしい」とブチ上げたのは、忘れもしない鹿島アントラーズのクラブハウスと練
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