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金子達仁「春夏シュート」

覚悟と期待“停滞日本”のスリリングな最終予選

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 出会って間もなかったころの中田英寿さんに聞いたことがある。「自分のことを、世界で何番目の選手だと思ってる?」 まだ多くの日本人にとってW杯が目標ではなく憧れでしかなかった時代である。だから、返ってき
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金子達仁「春夏シュート」

五輪で確信 サッカーでも日本のスター出現

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 本当の自信家は「自分は凄い」などとは言わないものだ、と信じている。なので、昨今“日本礼賛バラエティー”とも言うべき番組が人気を博しているのは、根っこの部分で自信を持てない日本人が多いことの表れか、な
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金子達仁「春夏シュート」

「世界一」を口説き文句にできない日本サッカー界

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 これがトシというものなのか。はたまた、単なる寝不足の影響か。昼夜逆転で五輪にかぶりつきながら、壊滅的なまでに抵抗力をなくしてしまった自分の涙腺に驚かされている。 水泳。感動した。柔道。感動した。重量
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金子達仁「春夏シュート」

日本スポーツのイメージ確立へCI必要

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 コーポレーション・アイデンティティー(CI)という単語を初めて目にしたのは、確か、学生時代に読んだ自動車雑誌だったと思う。 これからのメーカーは、一目見ただけでどこの会社が作ったものかがわかるような
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金子達仁「春夏シュート」

生かしたいブラジルとの大会直前対決

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 かつて、五輪のサッカーは“鉄のカーテン”の向こう側の国によるコンペティションでしかなかった。実質的にサッカーだけで生計を立てていても、“ステート・アマ”なる珍妙な肩書の選手たちは、プロとは見なされな
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金子達仁「春夏シュート」

J3の発展が日本の未来を変える

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 発足したばかりのJ3が、23歳以下の選抜チームをリーグに加えると決めたとき、わたしはそれを大いに歓迎した。才能豊かな、しかし経験の足りない若い選手たちが、老練なアウトサイダーたちと切磋琢磨することに
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金子達仁「春夏シュート」

グループB 日本全敗もあれば全勝もある

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 バルセロナからメッシ、ネイマール、スアレスがいなくなったらどうなるか。あるいは、レアル・マドリードからクリロナ、ベンゼマ、ベイルがいなくなったら。 もはや別のチームである。 五輪サッカーは、だから難
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金子達仁「春夏シュート」

日本はまだ決定力より保持率で勝負すべき

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 W杯の出場国が16から24に拡大された時、ベテラン記者たちは“水増し”によるレベルの低下を嘆いていた。実を言えば今回、欧州選手権に関してわたしが持っていた印象は、かつて先輩たちがW杯について抱いてい
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金子達仁「春夏シュート」

英国がレスターVに熱狂した理由

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 何かの本で、英国にまつわるこんな小話を読んだ記憶がある。 ロンドンのさる豪邸に空き家に入った男が、その家に住む男の子と出くわしてしまった。無邪気な少年は、泥棒に言った。「ぼく、フットボールが好きなん
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金子達仁「春夏シュート」

この内容ならメダルに手は届く

金子達仁「春夏シュート」(土曜日更新)

 まず安堵し、次に頭を抱える――手倉森監督の心中を察すれば、きっとそんなところか。 たとえばアルゼンチンでは、W杯前の最後のテストマッチをイスラエルと戦い、そこで敗れるのが本大会へ向けての吉兆と見なさ
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