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田崎健太「国境なきフットボール」

第60回 ジーコ、かく語りき Vol.3 〜イラクの監督として特別なW杯へ〜

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 2010年南アフリカW杯の期間中にもぼくはジーコと彼の自宅で会っている。彼の自宅は、リオデジャネイロの中心地から少し離れた新興住宅地のバハ・ダ・チジューカにある。ぼくが初めてブラジルを訪れた1995
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田崎健太「国境なきフットボール」

第59回 ジーコ、かく語りきVol.2 〜なぜ、イラクなのか〜

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 1995年1月、初めてジーコに取材をした時、ぼくはその場にいたものの、透明人間のような存在だった。 ブラジルで取材を手伝ってくれたのは、セルソ・ウンゼルチという、優しい顔つきの痩せた白人ジャーナリス
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第58回 ジーコ、かく語りきVol.1 〜イラク代表監督就任のワケ〜

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 人はなかなか本音を話さないものだ。特に多くの人間から取材を受けてきた、“取材慣れ”した人間に話を聞く時は注意が必要である。過去にどこかで話した内容をただ繰り返すことも少なくないからだ。彼らには、きち
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第57 回 広山が望むもの<最終回>

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 リッチモンドキッカーズの所属しているUSL(ユナイテッド・サッカー・リーグ)は、通常のサッカーとは少々仕組みが異なっている。1試合で5人まで選手が交代可能なのだ。 強化、調整を目的とした親善試合は別
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第56回 広山が望むもの<Vol.5>

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 試合翌日のリッチモンドの空は雲に覆われていた。まさに今にも泣きそうな空模様の中、リッチモンドの中心、キャリーストリートで広山望と待ち合わせるていた。日曜日に営業している店は限られているのだろう、レス
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第55回 広山が望むもの<Vol.4>

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 特に関心もないのに、安易に「仕事だから」と引き受けた取材は、取材される側にとっても幸せな結果にはならない、とぼくは思っている。だから、ある時期から自分が前向きな興味を持てる人間しか取材しないようにし
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第54回 広山が望むもの<Vol.3>

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 リッチモンド・キッカーズのテストには、前年度のチームに所属していた選手たちも参加していた。中には、ブラジル人、カメルーン人、ドイツ人もいた。育ってきた文化、背景の違った選手たちの中でサッカーをするこ
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第53回 広山が望むもの<Vol.2>

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 ポルトガルのスポルティング・ブラガ、フランスのモンペリエHSC――両クラブでは出場機会が得られず、不完全燃焼だった。日本への帰国は、広山にとっては本意でなかったかもしれないが、2004年シーズン終了
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第52回 広山が望むもの<Vol.1>

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

 久し振りに広山望の名前を報道の中に見つけたのは、2010年11月19日のことだった。 J2のザスパ草津が、広山たち、数人の選手と来年度の契約を更新しないと発表したのだ。(写真:モンペリエ時代の広山望
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第51回 日本でプレーしたブラジル人たちのその後<Vol.8>

田崎健太「国境なきフットボール」(第2金曜更新)

  サッカークラブ経営をやってみたいと考える人間は少なくない。プロサッカー選手の経験のある人間は特にそうだろう。 才能ある選手を発掘し、育成し、強いチームを作る。自分ならば、選手を見る目があるし、もっ
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