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カープ・アイ

二宮清純「カープと広島、初優勝までの道のり」(前編)

 日本に初めてプロ野球球団『大日本東京野球倶楽部』が創設されたのは1934年12月26日のことだ。メジャーリーグ選抜チームを迎え討つための全日本代表チームが母体となっていた。旗振り役となったのが読売新
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西本恵「カープの考古学」第34回 <球春到来--カープ初のシーズンに向かう>その2

 カープ創設初シーズンとなる昭和25年のこと。開幕戦に向け、カープ打撃陣は好調と見られていた。前回も述べたように紅白戦はいつも派手な打撃戦となり、ファンも喜ぶばかりであった。しかし、実情は少しばかり違
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西本恵「カープの考古学」第33回 <球春到来--カープ初のシーズンに向かう>その1

 カープ草創期の広島にはアメリカをはじめ、さまざまな国から支援物資など、復興への思いを込めた援助があらゆる形で寄せられていた。このことは前回までで述べてきた。こうした復興へ歩みを進める中、カープはチー
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二宮清純「“侍・前田智徳”を生んだ村上孝雄のスカウト人生」(後編)

 村上の眼鏡にかなったのが、1986年のドラフト3位・緒方孝市(鳥栖高)と1989年のドラフト4位・前田智徳(熊本工)である。「2人ともヒジの使い方、そしてボールを放す位置。これにバラつきがなかった。
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西本恵「カープの考古学」第32回 カープ誕生における世界情勢番外編 原爆投下飛行士が寄贈!? ハナミズキの真実

 シリーズでお伝えしてきた「カープ誕生における世界情勢編」。前回はオールドアメリカの音楽界をけん引した歌姫ヘレン・トロウベルから贈られたバラの花のことを記したが、この取材で数多くの資料にあたる中、筆者
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二宮清純「“侍・前田智徳”を生んだ村上孝雄のスカウト人生」(前編)

 村上孝雄と聞いてもピンとこない。オールドファンには宮川孝雄である。代打の宮川――。これほど勝負強いバッターは他にいなかった。 そして、この勝負強さが、後のスカウト活動に生きたのではないか。私はそう考
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西本恵「カープの考古学」第31回 カープ誕生における世界情勢その3 アメリカから贈られたバラ、広島に根付く

 カープの誕生する時代背景と世界とのつながりについて述べてきたこのシリーズも3回目の今回で締めくくりとなる。 被爆直後の広島において医学博士のマルセル・ジュノーがアメリカを動かし、医薬品を被爆者のため
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西本恵「カープの考古学」第30回 カープ誕生における世界情勢その2 ”平和の家”とカープの主砲

 広島カープの誕生が原爆からの復興に励む県民や市民の精神的な支えとなったことは、これまでに幾度も述べてきた。当時の広島は食糧事情は最悪で、闇市での利権争いや血なまぐさい事件なども続いていた。当然ながら
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西本恵「カープの考古学」第29回 カープ誕生における世界情勢その1 マッカーサーを動かした男

 広島カープという一地方に誕生したプロ野球チームは、広島が原爆によって廃墟となったことから、その復興のためにつくられたことは、この連載で幾度が述べてきた。今回からはGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)
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