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二宮清純「唯我独論」

第1153回 技術革新はいつの日も“バリアーを超えたい”という思いから

 障がい者の存在を抜きにして、テクノロジーの進歩の歴史を語ることはできない。たとえば電話。これを1876年に特許出願したアレクサンダー・グラハム・ベルは、今も音量の単位を示すデシベルに、その名を残して
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挑戦者たち〜二宮清純の視点〜

官野一彦(パラサイクリング)<前編>「ゼロからのチャレンジ」

 挑戦なくして成長なし――。この言葉を大切にしているパラアスリートがいる。車いすラグビー日本代表としてパラリンピック2大会(2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ)に出場し、リオ大会で銅メダル
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二宮清純「唯我独論」

第1152回 バリアフリー謳うパラ競泳に多様性の欠如

 パリパラリンピックの競泳で2大会連続の金メダルを目指す木村敬一は、ダビデ像のような壮麗な肉体美を誇る。1日5回の食事とハードな筋トレで、彫像のような肉体をつくり上げた。 腕はポパイと腕相撲をしても負
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伊藤数子「パラスポーツの現場から」

第162回 方法はいろいろ。まずは一緒に遊ぼう!

「ここだけの話ですよ。『見学』と聞くと正直ほっとするんです。もちろん、見学が多いほど助かります」 ある特別支援学校に勤務する体育の先生の内緒話です。 厚生労働省が発表した人口動態統計によると、2022
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挑戦者たち〜二宮清純の視点〜

小林幸一郎(モンキーマジック代表理事)<後編>「人とコミュニティを繋ぐ役割を」

二宮清純: 2005年に設立したNPO法人モンキーマジックの名称の由来は?小林幸一郎: モンキーはクライミングしている姿を、猿が木や山を上手に登ることから付けました。そしてマジックはタネや仕掛けがある
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告知

東京パラ水泳金メダリスト・木村敬一、『壁を超えるマインドセット』発売中

 2021年に開催された東京パラリンピック水泳の男子100mバタフライ(S11)で金メダルを獲得した木村敬一選手(東京ガス)が、このたび『壁を超えるマインドセット』を出版しました。本書では木村選手の<
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挑戦者たち〜二宮清純の視点〜

小林幸一郎(モンキーマジック代表理事)<前編>「クライミングは“友だち”」

 2005年設立のNPO法人モンキーマジックは<見えない壁だって、越えられる。>をコンセプトに、フリークライミングを通じ、<人々の可能性を大きく広げ、多様性を認め合えるより成熟した豊かな社会>を目指し
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伊藤数子「パラスポーツの現場から」

第161回 曇りのち晴れ! 30数年ぶりのスキー

 2月になり、健康を取り戻した私は、慎重に、身体と相談しながら、スポーツを始めました。 まず、スキー女子会にどきどきしながら初めて参加。 難しい斜面に挑む20代の頃の気持ちが心の底から蘇ってきます。そ
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挑戦者たち〜二宮清純の視点〜

花岡恵梨香(パラ水泳)<後編>「カーリングとの二刀流」

二宮清純: パラスポーツには障がいの程度によるクラス分けがあります。花岡さんがジャパンパラ水泳競技大会に初出場した2017年はS6でしたが、現在はS8(SB8、SM8)に変わりました。花岡恵梨香: 障
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サッカー

世界ランク1位・女子日本代表、2位インドに腕試し ~ブラインドサッカー~

(写真:2022年から女子日本代表の指揮を執る山本監督 ©︎JBFA) ブラインドサッカーの国際親善試合「さいたま市ノーマライゼーションカップ」(17日、さいでん科学アリーナさいたま)を控え、女子日
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