2008年5月末、K-1はヘビー級、ミドル級に続く3つ目のカテゴリーとしてライト級(60キロ以下)の創設を発表し、7月に日本武道館で開催される「K−1WORLD MAX 2008 World Championship Tournament FINAL8」のアンダーカードとしてライト級を3試合組むことを決めた。その舞台に抜擢されたのが、WPKC世界ムエタイライト級王座を獲得した大月晴明(AJKF)、魔裟斗の盟友・大宮司進(シルバーウルフ)、そして上松大輔だった。
(写真:ミドル級王者魔裟斗(左)と上松)
「入門から3年間くらい、毎日やめたいと思っていました。不謹慎な話ですけど大きなケガをして練習できなくならないかと考えたほどです」
キックボクサーを志して単身上京したのは高校卒業直後の2003年4月。前田憲作率いるチームドラゴンの一員となったが、格闘技経験が一切ない上松にとってキックボクシングのトレーニングは過酷を極めた。1ラウンド4分、30秒のインターバルで何ラウンドも、毎日プロに混ざってスパーリングしていた。
去る12月20日、あるK-1ファイターがセルフプロデュースイベントを開催した。その名も「CHRISTMAS SPECIAL EVENT」。写真展や握手会といったアイドルさながらの内容に会場に詰め掛けた多くの女性ファンから黄色い声援が飛んだ。このイベントの主役は上松大輔。ファッション雑誌の読者モデルも務めるという抜群のルックスで人気急上昇中のファイターだ。
今季、まさかの最下位に終わった福岡ソフトバンクホークス。秋山幸二新監督が就任して迎えた10月のドラフト会議では7選手を獲得し、育成でも5名をチームに加えた。うち9選手は投手だ。故障者が相次いで低迷しただけに補強ポイントはハッキリしている。その中で6巡目指名ながら1年目より中継ぎ、セットアッパーとして活躍が期待されるのが四国・九州アイランドリーグ・福岡レッドワーブラーズ出身のキム・ムヨンだ。
周囲からみれば予想だにしなかった朗報だった。エースのサブマリン塚本浩二(東京ヤクルト)、主砲の丈武(東北楽天)の指名で会見場が盛り上がる中、次に名前を呼ばれたのが生山裕人。千葉ロッテ育成4巡目での指名だった。福岡ソフトバンクから指名を受けた堂上隼人ら3人がスーツ姿で喜びを語る中、準備ができていなかった23歳はジャージにジャンパーのいでたちで晴れの場に加わった。






