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投稿日時: 2009-03-13 10:00:00

 サイドバックを守るのは、中学生以来である。
 草サッカーの時は、だいたいがフォワード、あるいは中盤。守備のポジションは得意ではない。
 センターバックの動きを見ながらラインを上げ下げする。裏をとられない――頭ではサイドバックの動きは分かっているつもりだった。

(写真:モンペリエは、電気式の市電トラムが走る、近代的な街である)


投稿日時: 2009-02-13 11:42:08

 マニュエルの運転する車は「ラ・モッソン」に近づいていた。
 ラ・モッソンは、モンペリエの郊外にある、近代的なスタジアムである。廣山望がプレーしていたモンペリエが本拠地として使っていた。三万人超を収容し、98年のフランスワールドカップの時にも使用された。
 ラ・モッソンの隣に人工芝のグラウンドがあった。そこが僕たちの試合会場だった。

(写真:モンペリエの本拠地、ラ・モッソン)


投稿日時: 2009-01-09 19:25:22

 しばしば僕は『週刊ポスト』という週刊誌の不定期連載で、下田昌克という同じ年の絵描きと世界各地に取材に出かけている。情熱大陸などにも出演したことがある下田は、色鉛筆を使って人の顔を描くことを得意にしている。
 彼を見ていると時々、嫉妬を感じることがある。

(写真:ブラジル、リオのカーニバルにて。絵を描いた後の下田)


投稿日時: 2008-12-12 23:55:00

 ドゥンガには忘れられない思い出がある。
 何年か前、ドゥンガは施設の子供たちと記念日のお祝いをするために、マクドナルドに出かけたことがあった。
 マクドナルドは、日本やアメリカ、あるいはブラジルのミドルクラス以上にとっては、大衆的な食事の代名詞である。しかし、貧しい子供たちにとって、いつもテレビのコマーシャルで見かける明るく人工的なマクドナルドは憧れの場所だった。ドゥンガはそのことを知っていたので、記念日の食事の場所に敢えて選んだのだった。


投稿日時: 2008-11-14 22:00:00

 ドゥンガが、ブラジルの貧富の差に気がついたのは、まだ幼い頃だった。
 クラブの下部組織の一員として、様々なクラブと練習試合を行った。ある時、いわゆる貧民街で試合をしたことがあった。粗末な建物の中にあるピッチはところどころ雑草が生え、石ころだらけだった。揃いのユニフォームは色が褪せていた。選手たちは、きちんと栄養をとっていないようにも見えた。


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