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金子達仁「春夏シュート」

プレミアで起こるであろう奇跡は、世界を変える

 古くは、2部リーグ、1部リーグ、そして欧州チャンピオンズカップを立て続けに制覇した「ノッティンガム・フォレストの三段跳び」がある。 ブンデスリーガならばカイザースラウテルン、日本ではレイソルやガンバ
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金子達仁「春夏シュート」

奇跡起こすメンタルの力を再認識

「根性」という言葉を聞くと、オートマチックにアレルギー反応が出てしまうタチである。大切なのは技術であり戦術。根性なるもので勝てれば世話はない。中学生のころから、長くそう思い込んできた。 ただ、年をとる
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金子達仁「春夏シュート」

“死の組”ではないことが、吉なのか、凶なのか――

 W杯アジア最終予選の組み合わせが決まった。悪い組み合わせではない、というのが個人的な感想だ。最終予選である以上、そうそう簡単に勝てる試合などないことはわかった上で、それでも、ひとまず安心している自分
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金子達仁「春夏シュート」

もしクライフがいなかったら――

 先週の本欄で、岡崎について「高校卒業時、名うての目利きでもある恩師にプロ入り自体を反対された選手」と書いたところ、いまは台湾でユース年代の育成にあたられている「名うての目利きでもある恩師」――黒田和
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金子達仁「春夏シュート」

サッカーにも「剛よく柔を制す」思考を

  プロ野球の世界に憧れ、しかしプロにはなれなかった若者たちが集まるクラブチームを取材した時の話である。 プロになれた者となれなかった者。その違いはどこにあるのか。プロ野球の経験者でもあるコーチから聞
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金子達仁「春夏シュート」

薬物問題 サッカーとて優等生ではいられない  

 伊達公子さんが激怒していたのは、確か、一昨年の年末だった。深夜、突如として自宅に押しかけてきたアンチ・ドーピング機構の調査員。その挑発的な態度は、伊達さんをして警察への出動要請を決断させるほどだった
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金子達仁「春夏シュート」

なでしこに次の花が咲く“土壌”はなかった

 勝てば勝因の第一に「チームの和」があげられ、負ければ敗因の第一に「チームの不協和音」があげられる。それを全面的に否定するつもりはないが、こうも国際大会のたびに同じ論調の報道が続くと、食傷気味にもなっ
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金子達仁「春夏シュート」

GKから見える日本の気がかりな育成状況

 公衆トイレにはその国の民度が表れる、というが、ならば、GKを見ればその国の土台がわかる、とわたしは思う。GKとは、育成のポジションだからである。 わたしが子供のころ、スペインのGKは笑い物でしかなか
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