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金子達仁「春夏シュート」

バブル中国と対照的な広島のスポンサー意識

 創成期のJリーグは引退寸前のロートルに大金をつぎ込み、欧州のメディアから冷笑されることもあった。ただ、先例がなかったわけではない。70年代後半の北米サッカーリーグ(NASL)などは、Jリーグよりはる
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金子達仁「春夏シュート」

いわきは“東北のホークス”になれるのか

 地域密着をうたわないJリーグのクラブはない。ホームタウンを元気にしたい、勇気を与えたい、と口にする選手もたくさんいる。 だが、こんなことを宣言するクラブはなかった。「いわき市を東北一の都市にする!」
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金子達仁「春夏シュート」

スポーツ庁発足 日本は弱くなりはしないか  

 強くなれば、人は群がる。なぜ強くなったのか。どうやって強くなったのか。秘密や理由を求める人も集まってくる。 弱くなれば、人は去る。なぜ。いかにして。秘密や理由は、探られることもなく放置される。 98
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金子達仁「春夏シュート」

「大和魂」宿るU23リオへ“まぬけ”になれ

 苦しい試合だった。負け試合に等しい内容だった、と言ってもいい。それでも厳しい時間帯をしのぎきり、何とか勝利をつかむことができたのは、試合後の手倉森監督が口にしたように、チームに「大和魂」が宿っていた
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金子達仁「春夏シュート」

U23世代勝っても負けても“その後”はわからない

 五輪の出場資格が23歳以下に限定されたのは、92年のバルセロナ五輪からである。 わたしの勤めていたサッカー専門誌では、その4年前、ソウル五輪予選までは編集部のエースが特集を一手に引き受けていたが、出
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金子達仁「春夏シュート」

高校サッカー界で続く小柄な選手への偏愛ぶり

 毎年毎年この時期になると感じることを、今年もまた感じている。 選手が、小さい――。 高校野球を見ていると、そんなことはまるで感じない。昨年夏の話題をさらった清宮ジュニアに限らず、甲子園に出場してくる
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金子達仁「春夏シュート」

森保監督のステップアップを期待する

 98年からスポニチで仕事をさせていただいているが、大晦日に載るコラムとなると、ちょっと書いた記憶がない。いい機会なので、今年一年を振り返ってみよう。 代表に関して言えば、かつてないほど失望させられる
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金子達仁「春夏シュート」

澤穂希がいたから日本スポーツの今がある

 水球の“ポセイドン・ジャパン”がリオ五輪への切符を勝ち取った。実に32年ぶりの出場である。サッカーが28年ぶりの出場を決めた時、わたしはメキシコでの銅メダルを江戸時代並みに遠く感じていたから、水球関
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