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西本恵「カープの考古学」第13回 カープ初代監督・石本秀一物語その三「父の反対を押し切り、県工から広商へ鞍替え受験」

 カープ初代監督である石本秀一本人のエピソードに触れるのは、今回で三回目となる。前回は石本個人の経済状態について書いた。いわゆる懐具合だ。プロ野球で監督やコーチをしながら、企業の株式を定期的に買い続け
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西本恵「カープの考古学」第12回 カープ初代監督・石本秀一物語そのニ 「給料はいらん」を支えた石本流財テク術

 終戦から4年が経った昭和24年秋、広島にプロ野球チームが誕生した。しかし原爆から復興最中の広島において、球団を抱える余裕のある会社などはなかった。カープ球団は親会社のないまま創設に向かい、広島県民や
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西本恵「カープの考古学」第11回 カープ初代監督・石本秀一物語その一 郷土球団にかける熱き思い

 カープのセントラル・リーグ入りが認められ、広島駅に降り立った谷川昇がカープの大計を発表したのは、前号で述べたとおりだ。さあ、いよいよカープ丸が大海原に出ていくのだ--。 カープがこの世に生をみる昭和
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西本恵「カープの考古学」第10回 広島プロ野球誕生物語その十 2リーグ制の背景にあった米国の国家的意図

 カープ球団は、昭和25年からセントラル・リーグの一員としてペナントに参戦できるようになった。その一番の要因は、前年の昭和24年、プロ野球の生みの親とされた正力松太郎が提唱した2リーグ制に端を発してい
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西本恵「カープの考古学」第9回 広島プロ野球誕生物語その九 財界人に芽生えた「広島にプロ野球を!」の思い

 昭和24年に正力松太郎が、プロ野球2リーグ制を提唱したことがきっかけでカープ誕生の気運が加速するのは、「カープの考古学」第6回にて述べた。これにより谷川昇らが創立準備委員長となって、広島にプロ野球の
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西本恵「カープの考古学」第8回 広島プロ野球誕生物語その八 生みの親・谷川を動かした”一枚のカード”

 カープ創立準備委員長を務めた谷川昇の父・玉蔵はアメリカで財を成し、その仕送りにより後ろ盾が整い、昇はカープ設立にむけて奔走することが可能となった--。このことは前回に述べたとおりだ。今回は"カープ生
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西本恵「カープの考古学」第7回 広島プロ野球誕生物語その七  カープ生みの親を支えた米国からの仕送り

 カープの考古学も第7回目を迎え、いよいよカープ誕生に深く関わり、"カープ生みの親"ともいえる人物を取り上げていきたい。筆頭は創立準備委員長を務めた谷川昇である。今回の考古学では、カープの歴史の中であ
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西本恵「カープの考古学」第6回 広島プロ野球誕生物語その六  カープ、セ・リーグ入りの真相

 カープが原爆の町・広島に誕生できたことは広島市民・県民に、これ以上ない勇気と希望を与え、復興に向かう明日への生きる活力となった。これは今さら言うまでもないことだ。では、なぜカープが誕生したのか--。
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西本恵「カープの考古学」第5回 広島プロ野球誕生物語その五  戦火に耐えた”夢の球場”

 カープの考古学では、広島になぜプロ野球球団が生まれたのか、その歴史的な背景を探ってきた。 カープの本拠地・広島には、明治時代には日本軍の大本営が置かれ、第一次、そして第二次と2度起きた世界大戦でも軍
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西本恵「カープの考古学」第4回 広島プロ野球誕生物語その四 郷土チームが巨人と対戦

「カープの考古学」も連載4回目を迎えた。これまで戦後まもない頃に「広島にプロ野球チームを!」との情熱を持って活動した企業や、広島商業OB、広陵高校OBらの動きをキャッチアップしてきた。原爆投下という人
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