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二宮清純「プロ野球の時間」

第489回 「名将−名伯楽コンビ」復活の日も近い? 前中日ヘッドコーチ・森繁和氏

 8年間で4度のリーグ優勝を果たした落合中日の番頭格がこの人だった。森繁和、57歳。投手コーチ、ヘッドコーチなどを歴任した。 落合博満からの信頼の厚さは、彼が昨年11月に上梓した『采配』(ダイヤモンド
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☆五輪特別編☆自然体の歓喜、求道者の苦悶<後編>

 アテネ五輪100キロ超級、決勝。 相手はロシアの“怪豪”タメルラン・トメノフ。まるで白熊のような体をしたこの男は、このクラスでも破格のパワーを誇る。184センチ、110キロの鈴木桂治の体が華奢に見え
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第535回 稲葉育てた「中京の立ち襟」復活を

「これが中京の4番なら、僕はもっと(上に)行けると思った」 祝福の言葉にはイチローらしいウイットが含まれていた。さる4月28日、北海道日本ハムの稲葉篤紀がプロ野球史上39人目の通算2000安打を達成し
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二宮清純「プロ野球の時間」

第488回 死球禍に負けなかった稲葉の悲願

 のっけにクイズを。プロ野球史上、最も多くの死球を受けたバッターは誰か?? 清原和博? 野村克也? 衣笠祥雄 答えは?の清原である。通算被死球数は196。清原よりも通算試合数で339も多い衣笠が161
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第534回 ペニー、汚名返上のチャンスまだある

 ひと山いくらの舶来品ではない。06年には16勝をあげて最多勝に輝いている正真正銘のメジャーリーガーだ。マーリンズ時代の03年にはワールドシリーズで2勝を挙げ、世界一の立役者にもなっている。MLB通算
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二宮清純「プロ野球の時間」

第487回 名投手の必需品、カーブという“魔球”

 スライダー、フォークボールは当たり前。チェンジアップ、カットボール、ツーシーム……。近年のプロ野球は変化球花盛りだ。海を渡ったダルビッシュ有(レンジャーズ)にいたっては、12種類の変化球を操るという
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第533回 山本昌、偶然の出会いが偉業へ導く

 スパグニョーロ。スパゲッティの新しい種類ではない。歴としたベースボール・プレーヤーの名前である。しかしメジャーリーグでプレーした記録はない。本名ヨゼフ・スパグニョーロ。メキシコ人内野手だ。 この名も
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二宮清純「プロ野球の時間」

第486回 ノーヒット・ノーランという派手な序章 広島・前田健太投手

 ひとつのミスも許されないパーフェクトゲームほどではないが、ノーヒット・ノーランがかかっているゲームも守っている野手は最終回に近付けば近付くほど、神経をすり減らす。 仮に内野手が球足の速い打球の処理を
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☆五輪特別編☆自然体の歓喜、求道者の苦悶<前編>

 今回は、鈴木桂治、井上康生の2人が明暗を分けたアテネ五輪、柔道重量級にスポットを当てた2004年の原稿を紹介します。 この大会、100キロ級で連覇を狙いながら、まさかの一本負けを喫した井上康生さんは
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第532回 ノーヒッター3度、外木場に正当な評価を

「7回くらいから、その兆しはありましたよ。相手が打てそうな気がしませんでしたから。それにシーズンが始まったばかりの4月はピッチャーが有利。実は僕の3回目(のノーヒット・ノーラン)も4月なんです」。感慨
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