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第534回 ペニー、汚名返上のチャンスまだある

 ひと山いくらの舶来品ではない。06年には16勝をあげて最多勝に輝いている正真正銘のメジャーリーガーだ。マーリンズ時代の03年にはワールドシリーズで2勝を挙げ、世界一の立役者にもなっている。MLB通算
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二宮清純「プロ野球の時間」

第487回 名投手の必需品、カーブという“魔球”

 スライダー、フォークボールは当たり前。チェンジアップ、カットボール、ツーシーム……。近年のプロ野球は変化球花盛りだ。海を渡ったダルビッシュ有(レンジャーズ)にいたっては、12種類の変化球を操るという
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第533回 山本昌、偶然の出会いが偉業へ導く

 スパグニョーロ。スパゲッティの新しい種類ではない。歴としたベースボール・プレーヤーの名前である。しかしメジャーリーグでプレーした記録はない。本名ヨゼフ・スパグニョーロ。メキシコ人内野手だ。 この名も
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二宮清純「プロ野球の時間」

第486回 ノーヒット・ノーランという派手な序章 広島・前田健太投手

 ひとつのミスも許されないパーフェクトゲームほどではないが、ノーヒット・ノーランがかかっているゲームも守っている野手は最終回に近付けば近付くほど、神経をすり減らす。 仮に内野手が球足の速い打球の処理を
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☆五輪特別編☆自然体の歓喜、求道者の苦悶<前編>

 今回は、鈴木桂治、井上康生の2人が明暗を分けたアテネ五輪、柔道重量級にスポットを当てた2004年の原稿を紹介します。 この大会、100キロ級で連覇を狙いながら、まさかの一本負けを喫した井上康生さんは
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第532回 ノーヒッター3度、外木場に正当な評価を

「7回くらいから、その兆しはありましたよ。相手が打てそうな気がしませんでしたから。それにシーズンが始まったばかりの4月はピッチャーが有利。実は僕の3回目(のノーヒット・ノーラン)も4月なんです」。感慨
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第531回 「日常で修行」射撃・松田は平成の鹿之助

「我に艱難辛苦(かんなんしんく)を与えたまえ」。戦国時代の武将・山中鹿之助の至言だが、まさにこの御仁こそは“平成の鹿之助”だろう。 ロンドン五輪のピストルで金メダルを目指す松田知幸である。一昨年8月に
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二宮清純「プロ野球の時間」

第484回 エース復活で「最下位候補」の評価を覆せ 千葉ロッテ・成瀬善久投手

 優勝は14人中8人が埼玉西武、6人が福岡ソフトバンク。最下位は9人が東北楽天、4人が千葉ロッテ。恒例のスポニチ評論家による順位予想の結果だ。 意外だったのはロッテの評価の低さだ。確かにオープン戦は6
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☆五輪特別編☆夢を漕ぐ青年<後編>

 ルツェルンは2人にとって、アテネで頂点を目指すことを確認することにおいて“約束の地”となった。武田に触発されるかたちで浦も金メダルへの誓いを立てた。 しかし、1年後、舞台は暗転した。アテネへのステッ
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