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第525回 メキシコの拳、もう怖くないのか

 劇画「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈が「真っ白に燃え尽きた」最後の相手はホセ・メンドーサというメキシコ人だった。現実のボクシングの世界に目を移しても、かつては世界タイトルマッチの相手がメキシコ人と
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二宮清純「プロ野球の時間」

第478回 球団“新生”の期待を背負う「ドライチ」男 中日・高橋周平内野手

「31」という背番号を見ていると、若かりし頃の掛布雅之(元阪神)を思い出す。しかし、掛布がドラフト6位の“雑草”だったのに対し、これから紹介する中日の高橋周平はドラフト1位のエリート。昨年のドラフト会
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北の湖理事長の「自覚」と「統治能力」<後編>

 海の向こうでは朝青龍の父親ドルゴスレン氏が次のように協会を批判した。「いろんな情報を聞いたがウソばっかりだ。母国に来て子どもたちとサッカーをしたからといって、こんなに厳しい処分を下すことはない。私は
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第524回 セの予告先発制は格差を広げないか

 大関・把瑠都のようにケタはずれの突進力があるにもかかわらず、立ち合いでヒョイと体をかわすのは、どこか姑息で横綱を目指す上でいかがなものかという気もするが、だからといって立ち合いでの変化を全て否定する
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二宮清純「プロ野球の時間」

第477回 ヤッターマン中畑、ベイに新風を!

 球春が到来した。キャンプがスタートしたばかりのこの時期、眉間にシワを寄せたり、渋面をつくっている監督はまずいない。 ところが、あと1週間もたつと険しい表情の監督が増えてくる。理想と現実のギャップを思
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第523回 荒れたテキサスで夢紡ぐ、もう一人の侍

 ベースボールを題材にした数ある映画の中で、最も好きなのはケビン・コスナー主演の「さよならゲーム」である。ベテラン捕手と若手投手と妖艶な女性が織りなすスリリングでユーモラスな三角関係。舞台がマイナーリ
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二宮清純「プロ野球の時間」

第476回 「ダル抜き」新体制を支え、2000安打へ 北海道日本ハム・稲葉篤紀外野手

 レンジャーズに入団したダルビッシュ有の昨季の成績は18勝6敗。単純計算だが、ダルビッシュが抜けたことで北海道日本ハムは12の貯金が失われたことになる。 新監督の栗山英樹は「ダルビッシュの穴を埋めよう
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北の湖理事長の「自覚」と「統治能力」<前編>

 日本相撲協会の人材不足が露呈したと言えるだろう。1月30日の役員改選により、北の湖親方(元横綱)が再び理事長に就任することが決まった。一度、その座を降りた理事長が復帰するのは協会史上初めてだ。北の湖
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第522回 “灰色の6年”がつないだライオンズの歴史

 国内で18のゴルフ場を運営する太平洋クラブとその子会社が東京地裁に民事再生手続きの開始を申請したというニュースを一抹の寂しさとともに聞いた。 太平洋クラブが1973年から76年にかけて「ライオンズ」
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