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第511回 オマリー待望論に見る「オーナーは人徳力」

 懐かしい名前が名門ロサンゼルス・ドジャースの新オーナー候補に浮上してきた。ピーター・オマリーだ。 オマリーは1970年、父ウォルターの後を受けてオーナーに就任。それから28年にわたって球団を経営して
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第510回 鳴戸親方の夢だった四股名“喘息力”

 死因が急性呼吸不全と聞いて胸が潰れる思いがした。どんなに辛かったことか……。7日に福岡市内で急死した鳴戸親方(元横綱・隆の里)と言えば糖尿病患者として知られたが、それよりも、もっと深刻なのがゼンソク
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二宮清純「プロ野球の時間」

第464回 獲得の損益計算は原石の磨き方次第 英明高校・松本竜也投手

 相思相愛と言われ、巨人の単独指名が確実視されていた東海大のエース・菅野智之の交渉権は抽選の末、北海道日本ハムが手にした。これにより、巨人は香川・英明高の大型サウスポー・松本竜也を“ハズレ1位”に指名
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穏やかなるボス 小見幸隆

 Jリーグの優勝争いが山場を迎えている。現在首位を走るのは、史上初となるJ2からの“昇格1年目”での優勝を目指す柏レイソルだ。快進撃を続けるチームを率いるのは、ブラジルの名門クラブを渡り歩いてきたブラ
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第509回 獅子か鷹か、“別物”短期決戦

 千葉ロッテのエース成瀬善久は昨季、パ・リーグを制した福岡ソフトバンクに対して全く歯が立たなかった。レギュラーシーズンでの対戦成績は0勝4敗。埼玉西武とのCSファーストステージ初戦に先発した彼は中4日
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第508回 スカウトには権謀術数も必要な能力

 失敗もあれば成功もある。後悔もあれば自慢もある。プロ野球のスカウトの仕事は、単に選手の品定めだけにとどまらない。いざドラフト指名となると選手や家族、関係者と接触し、交渉もすれば根回しもする。時によっ
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二宮清純「プロ野球の時間」

第462回 新人王当確! 沢村の「急がば回れ」

 セ・リーグの新人王は巨人・沢村拓一で決まりだろう。 沢村の育ての親と言えば、中大監督の高橋善正だ。東映、巨人で11年間プレーし、60勝81敗7セーブ、防御率3.34という成績を残している。71年には
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第507回 名伯楽の「非難」は期待の裏返し

 元東北楽天監督の野村克也といえば「語録の宝庫」だ。数々の名言を残している。その中で最も印象に残っているのがこれ。「人間は無視、称賛、非難という段階で試されている」 野村いわく「選手は非難されるように
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