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第497回 ライバル不在意味するダルの苛立ち

 ライバル対決こそは“プロ野球の華”である。日本のプロ野球は沢村栄治が投げ、景浦将が打つことによって始まった。 プロ野球のリーグ戦は1936年にスタートした。初めてのチャンピオンシップは同年12月、洲
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二宮清純「プロ野球の時間」

第451回 不器用なまでに繊細で野球一筋だった男 伊良部秀輝

 日米通算106勝27セーブ。実績も理論も申し分ないだけに、将来はいい指導者になるだろうと思っていた。 まさか、こんな最期を遂げるなんて夢にも思わなかった。何度かヒザを交えて話したことがあるので残念で
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第496回 シンデレラを召使いに戻してはならない

 団体としては初の国民栄誉賞受賞。「なでしこ」の面々と関係者には、心よりお祝い申し上げたい。 震災後、沈滞ムード一色のこの国と国民に対し、粘り強い戦いを通じて、これ以上ないほどの勇気と希望を与えたこと
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二宮清純「プロ野球の時間」

第450回 「飛ばないボール」は攻略できるか!?

 中日やロッテなどで主にクローザーとして活躍し、横浜の監督も務めた牛島和彦から、かつてこんな話を聞いたことがある。彼がロッテ時代の出来事。「南海戦で打者は門田博光さん。僕のフォークボールを読んだ門田さ
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第495回 「アンチカリスマ型」なでしこ佐々木監督

 リーダーシップからフォロワーシップへ――。「なでしこジャパン」を世界一に導いた佐々木則夫監督はスポーツ界における新しいタイプの指導者と言えるだろう。 ニックネームは「ノリさん」。オヤジギャグを連発し
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二宮清純「プロ野球の時間」

第449回 元・名選手に偏る監督人事に一石 ヤクルト・小川淳司監督

 かつて沢村賞はセ・リーグのピッチャーのみに与えられた。賞に名をとどめる沢村栄治が巨人の所属選手だったからだ。 パ・リーグのピッチャーでも受賞できるようになったのは89年からだ。今季の開幕前、東北楽天
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第494回 なでしこが五輪招致活動の「顔」に

 乾坤一擲とは、こういうことを言うのだろう。1−2で迎えた延長後半12分だ。キャプテンマークを付けた澤穂希が宮間あやの左コーナーキックに飛び込んだ。ニアサイドの死角。右足のアウトに引っかけた。ボールは
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二宮清純「プロ野球の時間」

第448回 「カネ」より「知恵」の日ハムから学べ

 パ・リーグの優勝争いは、早くも福岡ソフトバンクと北海道日本ハムの“2強”に絞られた観がある。 6月27日現在、ソフトバンクの貯金が20、日本ハムが16。2位日本ハムと3位オリックスのゲーム差は8だ。
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「MJを超えろ!」 シャキール・オニール

 NBAで一時代を築いたシャキール・オニールが今季限りで引退した。2mをはるかに超える恵まれた体格を生かし、92年にプロ入り。オーランド・マジックから96年に名門ロサンゼルス・レーカーズへ移籍すると、
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