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第480回 34歳なお成長 西岡の「ネバー・セイ・ネバー」

「ネバー・ギブ・アップ」。言うは易し、行うは難しだ。9回、狙いすました左ストレートで6度目の防衛を果たしたWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃。「不屈」という言葉が彼ほど似合う男はいない。 西岡
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二宮清純「プロ野球の時間」

第434回 監督も大物ルーキーも待っていた「復帰」 北海道日本ハム・小谷野栄一内野手

 この男が復帰して一番喜んでいるのは、おそらくルーキーの斎藤佑樹ではないか。 打ってよし、守ってよし。この男がスタメンに名を連ねているのといないのとでは大違いである。 故障していた北海道日本ハムの小谷
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第479回 今こそ力士は被災地で鎮魂の四股を

 江戸が火の海に包まれたのは今から354年も前のことだ。旧歴の1月、北西からの強風にあおられ、まちの6割以上が焦土と化し、10万人を超えると言われる人命が失われた。明暦の大火、俗に振袖火事と呼ばれてい
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二宮清純「プロ野球の時間」

第433回 独立リーグで牙を研いで待つ選択もある 工藤公康投手

 47歳のサウスポー、工藤公康は目下、浪人中である。まだ現役復帰を諦めていない。 右足のふくらはぎ、左ヒジ、左肩に不安があるため投球練習はしていないが、毎朝、横浜市内の自宅近くをジョギングしている。 
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ラスト40メートルからの魂の激走 為末大

 東日本大震災を受け、真っ先に被災地への支援を呼びかけたアスリートがいる。エドモントン、ヘルシンキ世界陸上選手権男子400メートルハードル銅メダリストの為末大だ。 為末はこれまでにも、フィールド外にお
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第478回 ストライクゾーン広げて試合時間短縮を

 プロ野球史に残る名勝負といわれる1979年の広島対近鉄の日本シリーズ第7戦。世にいう“江夏の21球”で広島が4対3で近鉄を振り切り、球団史上初の日本一に輝いた。 手に汗握りながらテレビにかじりついて
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第477回 “弱者に寄り添う気持ち”球界に必要

 大震災が起きた日、私は京都にいた。ボクシングの元OPBF東洋太平洋バンタム級王者・村田英次郎(現エディ・タウンゼントジム会長)を取材するためだ。大阪府高槻市のジムから最寄り駅まで車で村田に送ってもら
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二宮清純「プロ野球の時間」

第431回 開幕投手の「苦い味」を知る者の心中は…… 東北楽天・佐藤義則1軍投手コーチ

 開幕投手を誰にするか。これはピッチングコーチにとって一番、頭の痛い問題である。あちらを見れば、こちらが立たず、というわけだ。 自他ともに認める大エースがいれば、頭を痛める必要はない。しかし、同等の力
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