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二宮清純「プロ野球の時間」

第423回 価値あるイチローの“一筋主義”

 昨季、メジャーリーグ史上初となる10年連続シーズン200安打を達成したイチロー(マリナーズ)は来季限りで球団との契約が切れる。 周知のようにマリナーズは2001年にメジャーリーグ史上最多タイのシーズ
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第469回 石原が生みの親 マエケン“運命の一球”

 ピッチャーはひとつのボールをきっかけにして、一皮むけることがある。昨季、セ・リーグの投手部門で3冠(最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振)に輝いたマエケンこと前田健太のそれは昨年4月8日、東京ヤクルト
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二宮清純「プロ野球の時間」

第422回 「18歳の4番打者」から球界屈指の名伯楽 埼玉西武・土井正博ヘッド兼打撃コーチ

「18歳の4番打者」と聞いても、若いプロ野球ファンはピーンと来ないかもしれない。今なら間違いなく流行語大賞の候補にあがっているはずだ。 近鉄、太平洋クラブ−クラウンライター―西武で強打者として鳴らした
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球際の仕事師 今野泰幸

 今野泰幸はアルベルト・ザッケローニ監督の就任後、全試合にスタメン出場を果たし、怪我人続出の日本代表の最終ラインを支えている。センターバックに加え、サイドバック、ボランチと複数のポジションをこなせるユ
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第468回 どの世界も同じ 無能リーダー抱える悲劇

「それでも地球は回っている」。地動説で知られるイタリアの科学者ガリレオ・ガリレイは、先の言葉以上とも言える名言を残している。『ガリレイの生涯』(ベルトルト・ブレヒト著、岩波文庫)の中にこうある。宗教裁
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二宮清純「プロ野球の時間」

第421回 プロ野球の経営改善はまず球場経営から

 横浜リクシルベイスターズに、東京サイバースワローズ? このオフ、セ・リーグの下位球団に相次いで売却騒動が持ち上がった。 横浜は親会社のTBSホールディングスが2010年3月期連結決算で23億円の純損
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第467回 色彩心理を駆使した日本女子バレー

 2010年のスポーツを振り返る上で、最も称えられるべきナショナルチームは、国外のW杯初の決勝トーナメント進出を果たしたサッカー日本代表だろう。その活躍に隠れたものの、バレーボールの世界選手権で32年
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二宮清純「プロ野球の時間」

第420回 並みのルーキーと段違いの「大人」の心と体 巨人・沢村拓一投手

 太ももののサイズは65センチ。競輪選手なみである。このたくましい太ももが157キロの原動力となっている。 巨人のドラフト1位ルーキー沢村拓一(中大)は身長183センチ、体重90キロの偉丈夫だ。 近年
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松坂大輔「60億円落札」の勝者<後編>

 サイ・ヤング――メジャーリーグ最高の投手に贈られる賞に名を刻む、前人未到の511勝投手こそ、実はレッドソックスの偉大なるOBなのだ。 サイ・ヤングがアメリカン・リーグの創設にともない、セントルイス・
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