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二宮清純「プロ野球の時間」

第406回 前田健太に真のプロ根性を見た

「〜2世」と呼ばれる選手で、成功した例は稀である。コピーはあくまでもコピー。本家を超えるのは容易ではない。 近年、プロ野球で成功した例といえば「桑田2世」と呼ばれたマエケンこと広島の前田健太くらいか。
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第453回 プロ野球人の本懐は「ミスター・セプテンバー」

「ミスター・オクトーバー」といえばヤンキースなどで活躍したレジー・ジャクソンの代名詞だ。アスレチックス時代の73年とヤンキース時代の77年、2度ワールドシリーズMVPに輝いている。 とりわけ印象に深い
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二宮清純「プロ野球の時間」

第405回 山本昌は「長寿社会の星」か!?

 45歳24日。中日の山本昌が9月4日の巨人戦でプロ野球史上最年長完封勝利記録を達成した。優勝争いの最中での白星だけに価値がある。「シーラカンスばりにスゴイですねぇ」と本人。自らを“生きた化石”にたと
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協会の体質改善なくして、代表強化なし<中編>

 あれはいまから11年も前のことだ。その日はプロ野球のドラフト会議が行なわれていた。 1995年11月22日、東京・渋谷(当時)の日本サッカー協会では、まるでドラフト会議のお株を奪うような“大逆転指名
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第452回 鬼気迫る土井正三さんの「遺言」

 巨人V9戦士でオリックスの監督も務めた土井正三さんが世を去って、9月25日で一周忌を迎える。 東京都内の自宅での闘病生活。リクライニング式ベッドに体を横たえた土井さんは約束の時間が過ぎても、語り続け
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二宮清純「プロ野球の時間」

第404回 好調外国人獲得に尽力したスカウトにボーナスを!

 巨人、中日と首位争いを演じる阪神。好調のチームを支えるのは2人の外国人選手だ。マット・マートンとグレイク・ブラゼル。マートンがリーグ3位の3割4分6厘という好打率でチームを牽引すれば、ブラゼルはリー
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第451回 右足武器になった時、楽しみな本田語録

 この話は事実か、それとも“都市伝説”の類か。 当事者に直接、訊ねてみると、「お恥ずかしながら、あれは本当です」という答えが返ってきた。 Jリーグがスタートした1993年、横浜マリノスにラモン・ディア
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二宮清純「プロ野球の時間」

第403回 全国が注視する琉球のトルネードの行方 興南高校・島袋洋奨投手

 史上6校目の甲子園初夏連覇を達成した興南(沖縄)。その立役者はトルネード左腕の島袋洋奨だった。 決勝では東海大相模(神奈川)を9安打1失点に封じた。奪った三振こそ4と少なかったが、これは勝利を優先し
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協会の体質改善なくして、代表強化なし<前編>

「オリンピック代表の監督はあくまでも反町(康治=前新潟監督)で、スーパーバイザー、総監督的な立場でオシムが……。あっ、言っちゃった」 ドイツからの帰国記者会見の席で、日本サッカー協会・川淵三郎キャプテ
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第450回 今の米では無理か……第2の「ヤマハ・ブラザーズ」

 新日本プロレスなどで活躍した元プロレスラー山本小鉄の訃報に接した巨人・原辰徳監督は「山本小鉄さん? ヤマハ・ブラザーズですよ」と語ったという。 そうなのだ。我々の世代にとって山本小鉄と言えば「ヤマハ
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